今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,913 hit
小｜中｜大
ここから見た世界 ページ2
ナルトSIDE
美しい顔立ちだなと物心ついた時から思っていた
人は化粧をするらしいけれど
そんじゃそこらの人よりもねーちゃんは
目が大きくてまつ毛が長かった
そんな長かったら重いのではないかと思うくらいだ
そして夜空に散らばってしまった星屑が
宝箱にぎゅっと詰め込まれた様な美しい瞳は
思わずその宇宙に引き込まれてしまいそうで
本当に言葉に出来ない程綺麗だ
しかもそれに加えて肌は白雪の様に白く
ほろっと溶けてしまいそうだと感じていた
でもなんだか、噛み付いてみたくなる体で
思わず甘噛みしてしまった事がある
予想以上に甘く痺れるような声を出すので
不思議な刺激に襲われた事を忘れる事はない
そんな揮灑で憧れる様な姿なのに
その特異体質の強運の所為で
いつも傷だらけ、ぼろぼろだ
その痛々しい傷が彼女の美貌を
掠めてしまっているのだが
今になってはそれで丁度いいと思っている
傷だらけのねーちゃんを手当てするのは
俺の役割でもあるから
なくなってしまうのも嫌だからな
でもそんなねーちゃんは
優しくて可愛らしくてドジで大バカで
天然タラシだけれど
どんな不運にあっても決して泣くことのない
強い人だ
そして何よりも俺たちを愛してくれているんだ
俺ってば特に何もお返し出来ていないけれど
いつも幸せそうで
なんだか此処からみると
とっても大きな存在に見える
そんな存在が春の宮ねーちゃんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきぽん
| 作成日時：2018年4月2日 23時
