「恋」っていうから「愛」に来た【鬼滅の刃】

椿。 ページ16

オリキャラがでます！
「お嬢様！」

お嬢様と呼ばれたワガママ娘は

その横暴な性格ゆえに友達も少ない…訳ではなかった！

ワガママであるが他人の心が推し量れない訳ではない

まぁ、それでも我を通すのが彼女なのだが

可愛いから許す！として許されてきたのだ

ご自慢の愛嬌と屈託無い笑顔で

彼女は何かと友達が多かった

そしてその中で一番、仲が良く幼馴染として

長年共にいたのが

「椿さんが帰ってこられました！」

『椿が！？』

椿、という女である

お嬢様の展覧な美貌にワガママになるまでの

その圧倒的自信とは程遠い

奥ゆかしくて慎ましい美貌をもつ女性

歯を見せて笑うお嬢様とは逆で

口元を覆ってはにかむように笑う可愛らしい乙女である

美人の友達は美人。

幼馴染二人はこの街でも有名であり

両親も鼻が高かった

生きているだけで癒しとはそのことを言う

しかし、最近は家から抜け出すことも多く

しばらく帰ってこないこともあった

遅すぎる反抗期だろうと

定期的に送られてくる文をみて思ったが

どうやら運命の人を見つけてしまったようだ

そしてそれは

なんともかっこよくて、剣技に長けていて…

聞く限りでは完璧な理想像となっていたが

実際は…

『おかえり、椿』

「……私帰りたくて帰った訳じゃないよ」

『見ればわかる』

実際は………

時透「なに？この人の母親？」

『そんな歳な訳ないでしょう！？！？』

死ぬほど生意気な男だったりする

椿は男のセンスがない

絶対にないわと心の中で唱えつつ

目の前で失礼なことを抜かした男を睨みつけた

時透「…どうでもいいけどさ、こいつ邪魔だからなんとかしてよ」

「邪魔！！！？？？」

椿さんと呼ばせてもらっていますが

この女性

心優しい読者様は読んでくださっているでしょうか

竈門夫婦も含まれる夫婦シリーズに出てくる

未来の時透夫人です。椿、は旧姓です。苗字です。

この夫人も実は凄く塩対応されていました。

いま、とても頑張っているところです。

『本当に失礼なガキだわ！！』

時透「やっぱりブスの友達はブスだし、貧乳の友達は貧乳なんだね。類は友を呼ぶってこういうことか」

『椿！！！この男！！ほんとに！！最悪よ！！！』

「でも好きなんだよ…」

『椿っ………』(哀れみ)

奇妙な光景なのではないだろうか。

美しい女が一人の黒髪の男に突っかかるのは。

りん、と揺れた椿の花が赤く咲いていた

初恋。→←おまけです。

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