本気で抱きつぶされる話【鬼滅の刃】

続いたんで、もう殺してください ページ39

褒めないで！皆さん！調子にのるから！！

止めて！早く！誰かっ！！

部屋メン！！殺せ！今だぞ！？お前たちなら殺されてもいい！！

激甘だよ！よろしくね！！まじで読まんといて！

『こんなに着飾って楽しいのかしら…』

錆兎「あぁ、楽しい」

come、と優しく錆兎が囁けば

奥さんの瞳は途端にとろけてしまう

その餡蜜のようなとろけ方と言えば

心の底をくすぐられて、噛み付きたくなるような。

喉から乾いた笑い声が出るものだから

自分が案外、Domの欲望に忠順だということを痛感する

そんな錆兎は重度のDomである

可愛がりたい、支配したいという欲が強く

アブナイ趣味を持ったりもする

おかげで金の出費は抑えられず

展覧豪華な着物は余るほどあるくせに

また街を歩いて買ってくるものであるから

奥さんも流石に困っているのである

ついでに柱はいくらでもお金を貰える。

錆兎「可愛いな、お前は」

ぞわ、ぞわ、と背中を撫でる快感の次に

ずく、ずくりと甘くピリと電流が走る

これでもかと言うほどの着物は

その身に余るようで花びらのように舞う

subである奥さんは

錆兎の躾がなっているからか

kneel と言わずとも錆兎の近くに座りこんでしまう

ぺた、と可愛らしく腰を下ろしては

錆兎の膝に擦り寄るように

その身を寄せてくるものだから

その愛らしさはたまったもんじゃない。

錆兎がよくやったと言わんばかりに

優しい手つきで首筋を撫でると

本能から嬉しい、嬉しい！と叫ぶ。

『んぅ』

それすらも快感に変わるのだから

奥さんはある意味辛いだろう。

身をよじって欲望を逃がそうとすると

余計に誘っているようにみえて。

でもそれをよしとしない錆兎は

襟元を強引に引いて耳に吹きかけるのだ

錆兎「逃げるな。酷くするぞ」

わぁ、と声を上げる暇すらない

酷く、酷く？ヒドク…。

その妖艶な言葉は脳を侵食して

判断を麻痺させて、コロコロと甘みを零していく

腰が抜けるように

甘い感覚と、本能と、欲望が体の中で暴れまわる

仕置き、は彼らにとって極上の褒美なのである

錆兎「今日はどうしてやろうか」

せったく着付けた帯がいとも簡単に解かれる

ぱさ、と乾いた音がなれば

ついに奥さんは抵抗できなくなって

熱を帯びた吐息を漏らすのである

錆兎「沢山、沢山……酷くしてやる」

その大きな手が瞳を覆った

途端に暗くなった世界に快楽が笑った

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