春の宮の秘密 ページ48
光は七色が合わさっている
虹というのはその七色が雨水に反射して
綺麗に現れたものだ
誰しもがその美しさに見惚れ
沢山の歌が残されてきた
自来也も長年生きていて、綺麗な虹など
沢山見てきたが
何通りもの色を変えるそんな美しい宝石は
見た事もなかった
ナルト「確かにすっごい綺麗だってばよ」
駆けつけてきたナルトもその美しさに釘付けになった
一体こんな美しい宝石の指輪を
何処で手に入れたのか不思議でならなかったが
もっと詳しく見ようとナルトが手をかけた
突然の事で春の宮は驚いて思わず
取られそうになってしまう
その瞬間不穏なチャクラとも言える様な
そんな力が周りで働いたのを自来也は見過ごせなかった
自来也「やめろ！！ナルト！！！」
声を荒げたものの時すでに遅し
耳が張り裂けそうな騒音とともに
目が焼かれる様な眩い電光に襲われた
容赦ない稲妻が二人を襲い
苦痛な悲鳴が響き合う
足を大きく進めても間に合う距離ではなく
見た事もない様な威力に驚愕していた
明らかにあの春の宮からは考えられない威力であった
『このガキが！！！触れるんじゃない！！！』
そして地獄の底から響くドスの効いた声が
耳に響く
明らかに春の宮のものじゃない
禍々しい憎しみに満ち溢れた声色
当の本人は雷撃に打たれて
意識を失ってしまったようだった
自来也「お前さん………一体？」
倒れている二人に駆け寄り安否を確認する
二人とも辛うじて無事だが
ある悪寒を自来也は覚えた
春の宮の左手に輝く宝石が
怪しくぎらりと光った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後日
自来也「ナルト、あの嬢ちゃんについて詳しく知らんか？」
ナルト「Aの事か？確か外国人って言ってたような？」
自来也「他には！？」
ナルト「いや、それだけ」
自来也「うーむ………どうやら彼女秘密を抱えてるみたいだ」
ナルト「えっ！？どんな！？」
自来也「詳しくは知らん！だがお前さんの九尾のように何かを飼っている事は確かだな」
ナルト「………そうなんだ、初耳だってばよ」
自来也(探りを入れる必要があるな)
ナルト(そういえばAの事全然知らねえってばよ)
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作者名：ゆきぽん
| 作成日時：2018年3月26日 22時
