もしもの話 ページ26
もしも春の宮が普通に王女として育ち
(体質はそのままで)ナルトと同い年だったら
かつヒナタは月に行った←
あーナルヒナ好きなのに
なんかすみません
シカマル「お前彼女作らないのか？」
ナルト「今そういう話するか？」
今ある人物の護衛中だ
こんな寒い冬の日に似合わない桜の香りで
包まれた神秘的な王女様
長い髪はふわふわで月光を反射していたその
美しい王女様の名は春の宮A
なんと俺と同い年だが一国を担う
とにかく偉いお方だ
正直言って王女様の護衛と聞いて
またつまらないお見合いの様なものを考えたが
今回はかなりスリリングというか
何度か三途の河が見えかけた
まぁその理由は聞いた事もない様な
彼女の特異体質のせいだ
その体質というのは恐ろしいほどの
幸運、不運に呪われた不思議な体質
道中では素晴らしい光景と出会えたと同時に
春の宮様は崖に落ちかけた
他にも春の宮様が金が取れる鉱山を見つけたが
その直後に土砂崩れに巻き込まれた
でもなんとか今いきているのは
彼女の幸運ってやつのおかげだろう
ナルト「すいません、失礼でしたよね」
春の宮「…………」
でも不運な事に王女様は一言も喋らない
なんと14年間喋っていないらしい
よくそれで王女様をやって行けるなと不思議に思うが
彼女の武器はその体質と美しすぎる美貌
傾城傾国と呼ばれる美貌で
美人すぎるが故に本人の意志に関係なく
国が傾いてしまう程らしい
なんでも目を合わせてしまったらいけないとか
それにしても一向に話さないもんだから
少し気まづいと思ってしまう
ナルト「彼氏はいらっしゃるんですか？」
春の宮「……………………」
ナルト「悩み事とかあるんですか？」
春の宮「……………………」
ナルト「寒いですね」
春の宮「……………………」
ナルト「えーと、さっきは大変でしたね」
春の宮「……………………」
ナルト「えーと、あの………」
シカマル「もうここら辺で休もうぜ」
ナルト「そ、そうだな！！」
ここ三日間ずっとそんな感じだ
もう太陽の代わりに月が空高く輝いている
夜風も冷たく耳がつんざけそうだ
思わず震えてしまう寒さに
負けてしまったシカマルはさっさと
向こう側に行ってしまった
寒いのは気温じゃなくて空気だが
春の宮「くしゅん！！」
そんな時に小さく高いくしゃみが聞こえた
俺じゃないって事は妖精か
それとも…………
ナルト「春の宮様、もしかして寒いんですか？」
春の宮様か
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作者名：ゆきぽん
| 作成日時：2018年3月26日 22時
