この幸せがいつまでも ページ21
手に伝わる舌の感覚がむず痒くって
えへへと笑ってしまう
でもこの笑いはきっと
頼られていることに対して感動しているのかもしれない
猫「ヴゥゥゥ！！」
突然耳がつんざくような嫌な音を上げた
猫さんに思わず顔を歪めた
なんだか異様な光景だ
見ていられない程度に。
春の宮「猫さん！？どうしたの！？猫さん！！」
ナルト「ねーちゃん！！」
サスケ「春の宮！！」
春の宮「ゔっ何事！？」
両脇に抱えた愛おしい我が子に
両耳から大声で叫ばれて現実に引き戻される
いや叩きつけられると言った方が正しいか
今はきっと真夜中だ
外から差し込む月がそう伝えてくれている
なんだか不安そうな顔つきの二人に
疑問を覚えた
春の宮「どうしたの？」
ナルト「ねーちゃんってばすっごくうなされてたんだぞ」
サスケ「大丈夫か？」
そう聞かれて嫌な夢を見ていた事を思い出す
心配をかけてしまったかな
でもなんだかくすぐったい気持ちだ
春の宮「大丈夫だよ！心配してくれてありがとう」
サスケ「本当か！」
ナルト「よかった」
結局あの猫さんは死んだ
あの牛乳には毒が盛られていたんだ
幸運にも私が毒殺される事はなく
不運にも猫さんが代わりに死んだ
私の体質上いつもそうだった
幸運と不運がペアで襲ってくるんだ
幸せと不幸が裏表のようにね
春の宮「なんだか幸運すぎて怖いなぁ」
ナルト「ねっねーちゃん！！泣いてるじゃねえか！」
サスケ「どこか痛いのか！？どうすればいい？」
歪む視界には百面相を繰り広げる
愛らしい二人がいて
大切に思われる幸せを噛み締めた
出来れば
いや出来る限り
この生活を幸せを
ずっとずーと続けていたい
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オマケ
ナルト「なんでサスケがねーちゃんの隣なんだよ！」
サスケ「お前は今まで一緒に寝てきただろう！」
ナルト「そういう問題じゃないってばよ！」
サスケ「とりあえず俺がとなりに寝るんだ！」
春の宮「とりあえず二人とも可愛い！」(親バカ)
結論は春の宮を真ん中にして寝る事にしました
サスケ「なんで春の宮ってこんなに起きないんだ」
ナルト「いつもの事だってばよ」
サスケ「………そうなのか」
サスケ苦労の目覚ましの時間の幕開けーーーー！！
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作者名：ゆきぽん
| 作成日時：2018年3月26日 22時
