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ご飯にする?お風呂にする?それとも… ページ3

ナルト「ごはんにする?おふろにする?それとも」

買い物に行ってきた帰りの事だ

ギギギとドアが古びて奇妙な音がなる

確かこの前もナルトが変な音がなると

騒いでいたのを思い出す

年々建てつけが悪くなっていっている事から

今週末くらいにはたけカカシさんに頼んでも

いいかなと考えていた

両手にずっしりとした重みをぶら下げて

目の前を見てみれば

ボサボサというかツンツン頭の可愛い我が子が。

正式には全く血の繋がりがない子だが

生まれてこの方私が手塩に掛けて育てた

だからなんでも知ってる

その髪型が本当はとっても柔らかい事

ひたむきに努力する性格だという事

他にも沢山沢山知っている

春の宮「どうしよっかなぁ
今日は朝ご飯も昼ご飯も通りすがりの
鷲に取られてしまったしお腹ぺこぺこなんだ
でもさっきこけてゴミ箱の中に入ったから、
臭いかもしれないな」

すんと鼻を掠める生臭い匂いに

思わず顔を顰めるが

腹が減ったと鳴く虫も中々煩かった

でもまずは私がご飯を作らなくてはならないし

お風呂だって私が用意しないとならない

まあ結局はどっちもどっちという事かな

ナルトも待たせてしまうのも悪いし

もう時刻も結構なもんだ

かちかちとなる時計の針が

もうそろそろ7時をさそうとしていた

ナルト「ってその前に!怪我の手当ての方が大事だって!」

ぐいっと引かれた手に思わずヨロけた

そして両手の重みがドサっとした音になり消え

小さな暖かな手に握られた所は

ズキリと痛んだがそんな痛みもすぐ溶かされて消えた

かなり乱雑に靴を脱ぎ捨て

リビングに移動する

後で揃えておこうかな

ナルト「動くんじゃねぇぞ!」

手慣れた手つきで救急箱を扱うナルト

どうしてこうも手際よくなったのか

いまいち分からないがこんなジェントルマンに

なってくれた

これは将来モテるぞ

春の宮「ふふっありがとう」

「笑ってる場合じゃないってばよ」

おまけに気も使えるというハイスペック

我ながら自慢の我が子だ

ナルト(…ねーちゃんは本当にほわほわしていて心配だってばよ!母さんっていうより手のかかる妹みたいだ)

春の宮(え?親バカ!?そんなんじゃないよ)

春の宮とうずまき家の一日→←その女、強運につき



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作者名:ゆきぽん | 作成日時:2018年3月26日 22時

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