楽しい楽しいお風呂の時間 ページ12
お風呂
それは人間の楽しみである
上司や先生に怒られて溜まった疲れや
仕事によって蓄積されたストレスが
その心の底から温まるシャワーと共に
排水溝へ流される
そして透明とも言いかねる
湯船が癒しを流し込んでくれるんだ
でもこんなに
心臓に悪いお風呂は初めてだ
春の宮「サスケ君？私なんかおかしい所あるかな」
目の前にいる春の宮に唐突に問いかけられて
思わず心臓が跳ね上がる
春の宮といっても春の宮ね…ねーちゃんと言った
方が正しいかもしれない
俺の12歳年上の人だ
お母さんと一緒に入ったことはあるが
さすがに20代の女の人と入った事はない
だからどうしても目のやり場に困ってしまう
しかも一回見たら頭に焼き付いて離れない
プラスで目も離せなかった
こんなにじっと見ていたら不審者に思われてしまう
まず大体こんな事になった理由を説明しよう
実に簡単なんだが春の宮の強運に巻き込まれただけだ
彼女の幸運にも俺と偶然出会ったのだが
彼女の不運にも泥を頭から被っただけの話
放っていくことができないという
春の宮のご厚意によって今風呂に入っている訳だが
余計に気をつかうというかなんというか
いや別に嫌というわけではないのだが
でもだからといって嬉しい訳じゃ
サスケ「俺本当どうかしてるな」
汚いと思いつつも浴槽の水を
顔に思いっきり被り
赤いほっぺとうるさい心臓を誤魔化すように
目を伏せた
春の宮の楽しそうな鼻声と
白い肌の彼女がやけに鮮明に残った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オマケ
ナルト「なんでサスケと一緒に風呂にはいったんだよ！！」
サスケ「それはだな…………」
春の宮「うふふ 二人のお楽しみってね」
ナルト「えっ！？どういうことだってばよ！」
三日間悩まされる事になったナルトであった
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作者名：ゆきぽん
| 作成日時：2018年3月26日 22時
