本気で孕ましてやる。続！【鬼滅の刃】

〇〇しないと出られない部屋 ページ43

とても美味しいリクエストをいただいたので

自分なりにアレンジを加えて書きます

ありがとうございました！

これは

恋心無自覚炭治郎かつ、塩対応炭治郎と

塩対応され過ぎて頑張ってる奥さん(未来)の話

『炭治郎……様』

竈門「なんで、お前となんだ」

その眼差しは冷たいものだった

なんで、と言いながらもその瞳は鋭くて

攻め立てるようで、嫌いと言っているようで。

心が無数の針が刺されたように痛む彼女は

辛そうに顔を歪めた。

その瞳は涙を必死に溜めていたが

気づかれないように裾で拭う

炭治郎はそれに気づくことはない

竈門「…何か企んでるのか」

『ち、違う！違います！』

竈門「……信じられないな」

彼女の顔が真っ赤に染まって

あまりの嫌われように泣きそうになった

でも泣かないのが彼女のせめてもの意地である

そんな一途に頑張る姿を知ってか知らずか

相変わらず炭治郎は塩対応であったが

ほのかに香る心配の匂いは隠せていなかった

しかし無自覚である

『わ、私が全部飲みます』

竈門「飲まなくていい。盛られても困る」

『私、動物なんかじゃないわ！』

塩、というよりはもはや氷

冷たくて尖ってて、肌に張り付いて離れないし

大きくなれば海だって隠せる

そんな炭治郎からの感情に

彼女は何処か慣れてしまっていても

気にするところはある

ワガママだったとしても、体をすぐ許すような女ではない

彼女は正真正銘の恋の為に頑張る乙女なのである

『媚薬ぐらい、8本でも飲めます！』

竈門「馬鹿なのか！？」

そう、ここは媚薬を飲まないと出られない部屋

ちなみに数は8本である

正気の沙汰とは思えない数。

炭治郎は彼女を精一杯に攻め立てて

強く怒鳴り立てたが

実は無自覚ながらもとても心配を寄せているからである

そしてそれに気づかない

お互いが鈍感すぎて、傷つけあってしまう

なんともどかしい間柄であろうか

竈門「俺はお前に興奮なんかしない。だから8本俺が飲む」

『普通に考えたら4本ずつが妥当です』

竈門「お前に色仕掛けされたら溜まったもんじゃない」

お前、なんて相当使わない呼び方だが

彼女を呼ぶときは決まってお前である

4本ずつ飲むことを主張する彼女。

本心は炭治郎に負担をかけて嫌われなくないことだ

一方、8本全部飲むことを主張する炭治郎は

無自覚ながらも彼女を気遣っているが故だ

『あなたの意見なんて求めてない！勝手に飲みます！』

竈門「はぁ！？勝手に…」

ゴクンと喉がなった

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