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自覚するのが遅すぎた ページ47

竈門夫婦が好評だったので、書きました!

竈門「…結婚しようと言われたんだけど…」

我妻「……ワガママ娘に?」

竈門「はぁ!?そんな訳ないだろう!」

竈門炭治郎はついこの前

恋人から求婚された

綺麗な黒髪が似合う恋人だ

きっとこの人となら上手くいくだろう

幸せな結婚生活が待っているだろう

子供も生まれたら幸せなんだろう

そう思えるのに。

なぜか求婚された時、胸が鳴らなかった

我妻「それでうけるの?うけないの?」

竈門「それが……」

結婚したらワガママ娘が騒ぎそうだ

と、思ったら出来なかったらしい

その彼女の泣き顔を思い浮かべた時

急に胸が痛くなった

罪悪感にしてはあまりにも痛い

思わず顔をしかめてしまうほどの痛さであった

なんだかその痛みのせいで

プロポーズも素直に喜べず

後日、返答すると返してしまったのだ

我妻「炭治郎。俺はお前のことを誇りに思ってるけど、それはないよ」

竈門「…なんでだよ」

我妻「本当、バカだよね」

バカだ、バカ。と呆れたように笑った善逸

その目は遠い空を見ている

何かを考えているみたいだ

一つ、風が吹いた

我妻「あぁそういえば、あのワガママ娘さん結婚するらしいよ」

竈門「は?」

…善は急げとはよく言ったものだ

炭治郎はなぜ自分が怒っているのか分からなかった

なぜ、阿保みたいにワガママ娘の住む街中を走っているのか分からなかった

前から後ろへ背景が流れていく

そう、この辺り。確か、彼女が謝っていたところ

あの向こうにみえる服屋は彼女が駄々をこねたところ

今、通ったところは彼女にキスをされたところ

向こうは…

竈門「あの子のことばっかりじゃないか」

あの子に向けて書いた手紙は結局五枚を超えたんだっけ

あの子の誕生日はなんだかんだ覚えてるっけ

なんだ、結構あの子のことを考えてるじゃないか

遠くで彼女の拙い敬語が聞こえた気がした

なんだ、結局。

…彼女のことしか考えてないじゃないか

竈門「A!!」

『た!?炭治郎様!』

見つけたと思った途端に手を掴んだ

自分から繋いでおいて恥ずかしく感じる

なんだこれ、なんだこれ…

心臓がうるさくてなんだか上手く話せなくて

言いたいこと、ちゃんと準備してたのに。

よし、最初はとりあえずお茶にでも誘って…

なんていえばいい?

いや、普通にこの後暇か?って聞けばいい

簡単だ、絶対にできる

竈門「…結婚してくれ!!」

『…はぇ?』

この後、ちゃんとプロポーズします

星柱さんと煉獄さん→←続き



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(プロフ) - 数年後からこんにちは(?)奥さん達が幼児化したら必ず「嫌だぁぁぁぁ」って拒否られてるのを見て笑っちゃいましたwww最後のやまびこが可愛いくて好きです…。 (2023年3月23日 3時) (レス) @page50 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
野菜(プロフ) - 炭治郎の奥さん学習好きすぎてやばい (2021年9月18日 20時) (レス) id: 0ac70a73d6 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - やまびこ可愛すぎて悶えました どうまさん夫婦のいちゃいちゃもいつか拝みたいものです♪ 他作品も心臓潰されながら読ませて頂いています 応援しています! (2020年4月27日 13時) (レス) id: 1eca6bf241 (このIDを非表示/違反報告)
風羅 - 全部読みました。めちゃくちゃ面白いです。ただ「冨岡義勇の本気」の骨董品のように汚れを知らないってところはちょっとギャグ入れたんかな?としばらく意味を考えてました (2019年10月21日 11時) (レス) id: 879d62ecab (このIDを非表示/違反報告)
ガールガール - 「時透夫婦の春の風」の話めっちゃ好きです。最後の無一郎が奥さんを心配して駆け付けたところなんかもう・・・感動して泣いちゃいました。面白かったです! (2019年10月1日 9時) (レス) id: 4b6999800d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきぽん | 作成日時:2019年8月22日 1時

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