極秘任務、"性 教 育" 【刀剣乱舞】

続き ページ22

獅子王「主？あーるーじー？」

『あ、ああぁ、あっう！！あーー…』

獅子王「意識、飛んじゃったかな」

あぁ、ほんと可愛いなぁ

思わず笑みが浮かぶ程に。


がりっと痛そうな音を立てて

赤く色づいた審神者の肌に跡をつけていく

夜の光に紛れた獅子が、その瞳をギラつかせていた

既に他人によって侵された白い肌を

彼女に触るものを牽制する、そのマーキングを

丁寧に上から抑えて、自分の跡を新しくつけていく

何故、他人に触れさせなければいけないのか。

あぁ、もう誰にも触らせたくない。

あわよくばその欲に塗れた瞳からも逃してあげたい

それで動物みたいに、夜を重ねればいいのに

たった一人、自分と。

獅子王「そんなこと、出来ねぇよなぁ…」

朝になったら全部忘れているのだし。



いつからか審神者は自分の事を

人間ではない、ナマモノだと思い込むようになった

何故かって？

多分、理由は分かると思う。

ここにいる刀剣男士は全員ブラック

骨の髄まで染み付いた、前のクズの性質が

何も知らない彼女をしゃぶりつくしてしまった

まぁ、何とも哀れな事である

そんな日常にあの心の持ち主である審神者が

耐えられる筈もなく、訳の分からないまま

蹂躙され続ける現実から

無意識に逃げたくてそう思い込んだ

審神者は人間ではないのだ、

だからこうなっても大丈夫なのだ。

何故なら人間ではないから

とても繊細なナマモノだから、食べられないと腐ってしまう

いつからか口癖のように、そう審神者は言い始めた

その姿を見て勿論、彼らの心は痛んだ

早く、自分の物だけにして

他人に壊されたくはない

その想いが強くなっていったのだ

つまり、彼らの夜は減ることはなく

ひたすら捕まえられては喰われて、

甘い声をあげさせられて…

獅子王「それすらも、耐えられなくて…朝には何もかも、夜を過ごした事も全部忘れるんだよな」

でも、それすらも。

…大変、いじらしくて

大変、可愛らしい。






鶴丸「一期、お前は危ない趣味の持ち主だな」

一期「私が一から仕上げているのです。手をつけないでいただきたい」

鶴丸「ははは、冗談だろ」

彼女は何も知らない。

自分が越した夜の数を。

これから迫る、彼らの愛を。





あぁぁぁぁぁ！！！冷静に考えて

ブラック本丸ならすぐ食べちゃうよねって！！

思ったんです！！！！！！

すみません！！！！

不快にさせて、すみません！！！！

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