五歳の壁とは…？ ページ20
時は流れて…といっても30分くらい経った時
ハンバーガー店で慣れない異国のお姫様と
最近の学校生活や好きな物の話
本当に対した事は話さなかったのだが
何でも心の底から笑ったくれた
その時間も終わった頃
俺たちはというと
ボルト「何で教室の整備なんだよ！」
シカダイ「仕方ないだろお前のせいだ！」
ミツキ「とんだとばっちりだよね」
訳あって教室の整備しかも居残りで
何でかという説明はめんどくさいから
カットするけどいつもと同じ
何処かの誰かさんの悪戯のせいだ
せっかくお姫様も来ているというのに。
当の本人は混じろうとして
木の葉丸先生に止められた
これでもかという程悲しい顔を忘れられない
多分今頃は何処かで暇つぶししているだろう
月の宮side
私の友達はと聞かれたら
木の葉の里の五歳下の子供たちと
自信満々に答えている
だけどやっぱり聞かれるんだ
木の葉丸「同年代の友達はいるんですか？」
こうやってね
「えーと、、、」
実はいないなんて気まずくて言えたもんじゃない
理由は話せば長くなる
きっとそんな暗い話を長々とされるより
普通に楽しい話をする方が効率がいい
「それより他の話をしましょう」
かなり強引に話題を変える
何か気を使わせてしまったかもしれないが
それでもよかった
私は気まずい空気が何よりの天敵だ
「ボルト君たちは何したんですか？」
木の葉丸「それは話せば長くなるんですが」
唐突に振られた話題にも気にせず
いつもと変わらない口調で話してくれたのは
きっと木の葉丸さんの気遣いだ
気を使わせてしまったな
なんて罪悪感が湧いてしまった
別にわがままを言いたいわけじゃないが
もし、もしの話だが
彼らと同い年であったなら
もっと変わっていたかもしれない
普通の人生だったかもしれない
もっと一緒にいれたかもしれない
もっと…
五年という歳月は今の私には
大きくて
多分決して越える事の出来ない
溝なのかもしれない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきぽん
| 作成日時：2018年3月22日 20時
