爆豪家への帰り道 ページ8
『今日もお仕事終わりです！では、帰ります！』
私のことを少しだけ説明するとすれば
ある大企業の社長の秘書の仕事についているという事
忙しいといえば忙しいけど
羽振りもそれくらい良くて
私たち爆豪夫婦は割と裕福な家庭だ
先日、妊娠が発覚してから
マイホームも悪くねぇと言う流れになって
あれやこれやとマイホームへの夢を語るのが
最近の晩御飯の醍醐味である
さてさて、
今は夜も到来してからだいぶ経つ７時ごろなのだけれど
きっと今日も今日とて旦那さんは
ヒーロー活動だろうから晩御飯を作って待っておこう
『うわぁ…なんか人だかりができてるな』
エントランスを出てみれば
外の新緑を包んだ風に吹かれた
この頃、鼻に付くようになる夏の香りは
密かに大好きだったりする
そんな香りを堪能してから
晩御飯のメニューを考えるのが日課なのだが
今日はなんだが前方に人だかりが見えた
黄色い声援が飛び交っている所を見ると
有名人か何かか。大変だなと
心配の念だけ送っといた。
残念ながら私は芸能の事にめっきり弱いのだ
爆豪「夫を置いてどこに行くつもりだ！」
『って、旦那さんだったんですか！？』
よし、今度こそ帰ろうと道の端を歩いた時
人だかりの中心人物に捕まってしまった
その鋭く突き刺すような眼差しに
体格のいい姿、そして整った顔。
これは黄色い声援を送ってしまう
仕方ない。仕方ない。
『って、お仕事は！？』
爆豪「そんなん、ソッコーで終わらしたわ。終わらし殺したわ」
『…終わらし殺す！？』
でも、ヒーローとて決して暇じゃないですよね
やっぱり無理したんじゃないですか。
気遣いは大丈夫です
と言おうと思った時に
それを察知したかのように彼の手が繋がれた。
驚いて目を見開いたものの
知らんこっちゃないと言ったように強く握られる手に
言いたいことを持っていかれてしまったのだ
彼の手は大きくて、そしてあったかくて
安心出来るから大好きなのだ。
なんだか今日の疲れも色々彼に持っていかれた気がして
母親になると言うのに年甲斐もなく浮かれてしまう
この口の中に酸っぱいものが広がる感覚。
昔、彼に恋をした学生時代を思い出して
なんとも懐かしく感じれた
『迎えに来てくれるなんて嬉しいです』
爆豪「明日からも来る」
『楽しみにしておきます』
爆豪「そうしとけ」
そんな彼の一言に
また、浮かれてしまったのはここだけの話。
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花帆 - ゆきぽんさんの書かれる夫婦夢すごい好きです(*´ω｀*)ヒロアカでかっちゃんや出久くんも読めて嬉しいです♪ (2019年10月31日 4時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの２乗 - コメント失礼します。質問コーナーのお話が、とてもおもしろくて思わず吹きました(^q^)応援してます！これからも頑張ってください(*^^*) (2018年11月17日 18時) (レス) id: 69d4a3aaa1 (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - リクエストで荼毘との子供をお願いします！ (2018年11月11日 22時) (レス) id: 9a16d89b62 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃとん(プロフ) - お願いします！(..) (2018年11月10日 16時) (レス) id: 1c08bbf829 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃとん(プロフ) - リクエストいいすか？真堂くんの子供と、心操くんの子供やってほしいです！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 1c08bbf829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきぽん
| 作成日時：2018年11月2日 7時
