子供の事 ページ8
『子供の名前…？』
ある夜の事だった
濡れて艶やかに光る髪を
ふわふわした洗い立てのタオルで乱雑に拭いてやっている時
子供の名前どうするか？
と、聞いてみたのだ
そしたら全く考えていなかったようで
覗き込むような大きな瞳が優しく見つめ返してきた
『か、考えてなかったです』
爆豪「だろうな」
ふわりと香る匂いは甘くむせ返るようなストロベリーの香りだった
いかにもお高価そうな匂いである
彼女が欲しいと言っていたやつを確か偶然見かけて
買ってきたような覚えがある
あまりにも喜んでくれたので
たまにはプレゼントも悪くないと考えた筈
そんな事を思い出しつつ
拭いてやったタオルをソファにかけて
ドライヤーに持ち替える
昔、綺麗な髪なのに乾かさず寝てしまうのが
なんだかもったいなくて好きで髪を乾かしてもらっている
彼女だって満更でもない風でとても幸せそうだ
爆豪「ドライヤーするから、耳押さえとけ」
『家政婦の爆豪…』
爆豪「なに、くだらね事言ってんだ」
『爆豪は見た！ってね』
彼女の個性、聞き取りは厄介で
ドライヤーの音までもが騒音に聴こえてしまう
彼女だって時々興奮して声を荒げたりすると
自分の声に自分で驚いたりしている
バカなのかと思いつつも思わず笑ってしまう話である
『勝己くんの名前は両親から授かった名前ですよね』
爆豪「まあな」
『私は祖母から頂いた名前なんです。私にそっくりだったそうですよ』
小さな手で耳を必死に押さえても
いつもと変わらず会話ができる
流石だなと思いつつも
彼女にそっくりな祖母を思い浮かべた
そしてその隣で微笑む幼い彼女も思い浮かべて
静かに最高かよ、と心の中で呟いた
『Aと勝己で何かいい名前ができますか？』
爆豪「…テメェが決めれば」
『ふふ、そうですねぇ。じゃあ、ぴょん助とか』
爆豪「いや、名前どこ言ったんだよ。うさぎじゃねぇんだから」
『のび太？』
爆豪「著作権が危ねぇ」
『た、たけしとか？』
爆豪「た、たけしってなんだよ。なんで２つ？」
『だって繋げると バク ゴウタ タケシになります』
爆豪「なんだその空前のドラえもんブームは。ってか、子供かわいそすぎか」
突拍子も無い事をひょいひょいと言う彼女
このままじゃ子供がかわいそうだと思い
俺が考えることにした
にしても、何がいいか
たけし…？いや、やめておこう
作者から
名前何がいいでしょうか？
もしよければご意見を…
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花帆 - ヒロアカで一推しのかっちゃんと夫婦夢を読めて嬉しいです！！すっごくトキメキました/// 怒ったハムスターみたい 想像して、んん、可愛い…！ってなりました(o>ω<o) かっちゃんも夢主さんも可愛いです(*´ω｀*) (2019年10月31日 3時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
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