馴れ初めの話 ページ6
ここでは馴れ初めの話をしようと思います！
折寺中学校
そこでは名物と呼ばれている事柄がある
それは
爆豪「結婚しろぉ！！」
『声が大きい…無理…死んで欲しい』
中学三年の爆豪勝己という男が
中学一年の皐月Aを追いかけ回すという事。
朝、校門で待ち受けては追いかけ回す
その為Aはあれやこれやして校門からは絶対に来ない
昼、休み時間のたびに訪れては追いかけ回す
そのせいでAはゆっくり昼寝さえできない
放課後、必ずいっしょに帰ろうと追いかけ回す
そのおかげでAはいちいち車で迎えが来るようになってしまった
何故こんなめんどくさいことになってしまったのか
実は爆豪勝己、密かにプロヴァイオリニストの皐月Aに憧れていた
最初の出会いはテレビの向こう側
度々映るその映像はあまり気が引かなかったものの
偶然、本当に偶然見た時に
悠々とヴァイオリンを奏でてほのかに笑顔を浮かべるAを見つけ
なんと画面の向こう側の人間に一目惚れしてしまったのだ
爆豪「ゼッテー嫁にする」
まさに名言である
そして幸か不幸か皐月Aは折寺中学校に今年
新中学一年生として入学してきたのだった
同学年かと思っていた爆豪は大変驚いたが
それからというもの猛アプローチを仕掛けているのである
確か爆豪の母親ももうアプローチであった筈
遺伝子というものは怖い
皐月母「御宅の息子さんの件なのですが」
そして度々、娘の度に訪問する母親に
光己だって黙って見てる訳にはいかない
泣き腫らした後があるようなAが
母親の後ろに隠れてじっと見つめているのを見ると
光己は心が痛んで
光己「勝己！！！また虐めたの！！？？」
『…………っ！！』
皐月母「爆豪さん、大きな音は控えて頂けると…」
光己「すみませんっ」
決まって叱りつけるのだが
その怒声も彼女達にとっては迷惑なのである
名門皐月家は歴史に名を残す音楽家達を輩出している
まさにプロ中のプロ音楽一家
そしてその最中、聞き取りという個性をもって生まれたAは
大変大事にされてきた
幸運にもヴァイオリンの才能もあり
かつ細部の音まで聞き取れる個性も重なって
今や日本が誇る音楽界の寵児である
爆豪「別に悪いことはしてネェ」
光己「あんたねぇ…………」
そして今日も今日とてみっちりしごかれるのだが
明日もまた追いかけ回す
そのせいで二人が結ばれたのはそれからずっと先であった
その話はまた別の機会に…
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花帆 - ヒロアカで一推しのかっちゃんと夫婦夢を読めて嬉しいです！！すっごくトキメキました/// 怒ったハムスターみたい 想像して、んん、可愛い…！ってなりました(o>ω<o) かっちゃんも夢主さんも可愛いです(*´ω｀*) (2019年10月31日 3時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
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