夜は必ず明けるもので ページ17
爆豪「…………はよ」
私の旦那さん、爆豪先輩…じゃなくて勝己君
昼はすっごく物静かで私の為なんだと分かっているものの
昔とは別人みたいだ
お皿とかも重ねる時に気をつけるし
椅子も引くときはちゃんとあげるし
テレビのボリュームだって限りなくゼロに近い
彼の生活の全てが私に合わせてあって
正直申し訳なさをかんじるものの
それと同時に愛おしさも感じる
でも、彼が唯一私の個性を忘れて声を荒げる時がある
私はその瞬間が恐ろしいのだ
だって彼の大きな湿った声が私の頭を占領すると
なんとか持ちこたえている理性が吹き飛んで
恥も知らずに自分の個性さえ忘れて
みっともない声をあげてしまうのだ
熱い息遣いと小さく耳元で囁かれる愛が
全てを事終えた今でも恥ずかしい
『昨夜は大変、お乱れになったようで』
爆豪「誰かさんが可愛く啼くもので」
『誰かさんが激しく抱くものだから』
爆豪「誰かさんが甘く誘うもんだから」
じんわりと痛む腰に顔を歪ませてしまう
久しぶり、いつまでも慣れない夜
その２つが相まって意識を飛ばすまで求めてしまった夜
恥ずかしいと熱をぶり返す
腕を見れば日焼けを嫌う白い肌に
真っ赤な噛み跡やキスマークが落とされていた
腕でこれということは
きっと首筋や肩などは取り返しのつかないモノになっているはず
『首筋へのキスは執着だそうですよ？』
爆豪「じゃあ、胸は？」
『へ？』
悪意を込めて睨み付けると楽しそうに口角を上げて
優しく抱え込まれる
布団で隠されていた肌が露わになって
途端に顔が熱くなる
こんなところにもつけやがってと小さく悪態を吐く
爆豪「所有欲。俺のもんだってこと」
『そ、ソウナンデスネー！』
このままじゃいけないと思って手を振り払う
昨日の感覚を覚えているのか
湿った彼の声に腰が抜けそうになる
昔、朝の流れで第二ラウンド突入で
意識が飛びまくったことを覚えている
投げ出された布団を手に取り
急いでぐるぐると体に巻きつけた
完全防御体制だ
爆豪「腕にキスマークは？」
『思慕だったような気がします。大好きって事ですね』
爆豪「へー。そっか」
そういうと彼は悪戯そうな声で小さく笑い
その鍛え上げられた腕を見せつけてきた
そこには小さくされど真っ赤な花がつけられていた
自分でつける…………訳ないからあれは即ち
『あー！！違う！違いますからね！！』
その後、爆心地キスマーク事件がゴシップで騒がれる事をまだ知らない
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花帆 - ヒロアカで一推しのかっちゃんと夫婦夢を読めて嬉しいです！！すっごくトキメキました/// 怒ったハムスターみたい 想像して、んん、可愛い…！ってなりました(o>ω<o) かっちゃんも夢主さんも可愛いです(*´ω｀*) (2019年10月31日 3時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
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