5 色気 ページ5
『ラッキー先生、どこー？』
終末日にもかかわらずAは学校にいてオリアスを探していた。
『いたぁ！！』
「げっ。」
見つからないように職員室の仕切りの影に隠れていたオリアスを、引っ張り出し椅子に座らせる。
「あらぁ、ベイビーちゃん。休み期間中なのにどうしたの？」
斜め後ろに座っていたライムから声をかけられた。ちなみに、あまりの誘惑学の出来の下手さにクララと一緒でベイビーちゃんと呼ばれている。
『いやぁ、暇だったんで、遊戯師団に顔を出すついでに、顧問であるオリアス先生に絡みに来ました！』
そう言いながら、師団で開発した新しいゲームを取り出せば、オリアスにすごい嫌そうな顔をされた。
「君の作ったゲームさ、鬼畜すぎて楽しくないんだけど･･･。」
『あー、やっぱり？ うーん、少し改良するかぁ』
オリアス先生でも鬼畜だと感じるかとシュンと反省していると、ライムが話しかけてきた。
「今、暇なのね？ ちょうど良かったわ。ベイビーちゃんのこれからのためにも、誘惑のスキルを特訓したかったの。」
『いや〜、遠慮しときます』
「だいたい男性を誘惑をする機会なんてこれから絶対ないし、やりたくもないので特訓とかご勘弁を」と言えば＿＿＿＿
「あら、対象は男性だけじゃないのよ？」
『へっ？』
そう言ったライムはAの手にスルリと指を通し、ギュっと握れば、おもいっきり身体を引っ張られた。バランスを崩したAはライムの豊満なボディにダイブする。
急いで体制を整えようとすれば、腰を片手でグッと引かれ、顔を上げさせられた。
『ラ、ライム先生＿＿＿？？』
この体制は何か色々と恥ずかしすぎる。合わさっていた視線をライムから逸らす。
「あら、可愛いわね♡」と言いながら、妖艶な顔で微笑まれ、頬をスルッと撫でられた。
あ、ダメだ。刺激が色々と強すぎる。サキュバスを甘くみていた。キャパオーバーだ。色気の暴力に耐えきれず、ジワジワと顔に熱が昇ってくるのを感じる。今の自分は耳まで真っ赤だろう。
『(あ、やばい。鼻血が･･･)』
鼻血がタラリと垂れたかと思えば、徐々に目の前の視界が暗くなっていく。なんだろうクラクラする。
遠ざかっていく意識の中、ライムとオリアスの焦る顔が目に映った。
＿＿＿＿
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ヒヨコ(プロフ) - マジモンの名無しさん» 続編を見て頂き、感謝です🙏 最近、寒くなってきたので体調を崩さないように更新していきます😁 ありがとうございます！ (12月13日 19時) (
レス) id: be4358ad13 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - テトさん» どちらも見て下さって、ありがとうございます🙇 コメントはモチベにも励みにもなるので、とっても嬉しいです😆 応援よろしくお願いします！ (12月13日 19時) (レス) id: be4358ad13 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - 続編やぁ、、、幸せです。これからも体調お気をつけてください (12月13日 19時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - 平穏に生きたいも見てます！！主さんが作る作品はどれもとっても面白くて文才もあって読みやすいです！ (12月13日 1時) (レス) @page5 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年12月13日 0時
