自由人 頑張る2

4 食事 ページ4

「なんで貴様がここにいるんだっ！」



夕食時、やっとオペラのちょっかいから逃れることができたカルエゴはバラムの部屋に立ち寄れば、そこにはエプロン姿のAがいた。



『おじゃましてまーす』



呑気に返答するやつの手元に目線を落とせば、何か作っている途中だ。



「まぁまぁ、カルエゴくん。Aちゃんは僕に気を遣って、わざわざ食事を持ってきてくれたんだよ。」


「しかも、その場で調理するやつだよね。どこから持ってきたの？」


『厨房に行って、何か面白い感じのありませんか？って聞いたら、台ごと貸してくれました〜』



いつの間に仲良くなったかは知らないが、二人で和気あいあいと話している。その様子を見ていると＿＿＿



『はい、エギー先生。お疲れ様！』


差し出された皿には、オムレツがのってあり、ケッチャプでモフエゴが描かれていた。



「完全に楽しんでるだろ！」


『あれ、バレた？？』


「わぁ、これすごく美味しいね」


「シチロウも呑気に食うな！」



その後、Aによってフルコースで料理が振る舞われたが、全部どこかしらにモフエゴが登場してくるので、カルエゴは青筋を立てていたが、なにせ味は美味しいので怒るにも怒れない状態が続いた。



＿＿＿＿＿＿

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