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8 ランク ページ9

「1位 アスモデウス・アリス
2位 ウァラク・クララ
3位 エキドナ・A____」




3位でゴールした時、カルエゴに「お前が3位??」的な目で見られたんだけど。失敬な飛ぶのは得意なんだけど。




そして、なんとか無事に全員がレースを終えることができた。




「そこの最下位(グズ)共は一番最後な」




さっきカルエゴから落とされた子と、金髪のデカい子が正座させられている。




『(____妙にオドオドしてたくせに、変なの)』




正直、さっきの少年が金剪(カナキリ)の長を連れて戻った時はビックリした。飛ぼうとしてなかったのは演技だったのだろうか。




「オイ、早くしろ」


『は〜〜い』




そんな思考を遮るように、カルエゴに呼ばれた。どうやらレースの到着順にランク袋鳥(ふくろう)からバッジを取り出すらしい。最後にランクを確認した時は「3(ギメル)」だったから、下がってなければいいが。




袋鳥(フクロウ)のお腹に手を突っ込む、意外とフワフワしてて気持ちいいと和んでいれば、指先に固いものが当たる。取り出してみれば_____




「「おおぉ」」




周りから歓声があがり、手元には「3(ギメル)」のバッジが輝いている。




やった。下がってなかったと、はしゃいでいれば、カルエゴから睨まれた。・・・少しぐらいはしゃいだっていいじゃん。




それぞれがバッジを引き終わり、最後はあの少年の番である。




あの子は何を出すのだろうか。そう思いワクワクしていると、ランク袋鳥(フクロウ)がグエッと鳴いたかと思えば、飛んでいった。




「・・・イルマち。それ・・・何?」




え、イルマ??




イルマと言われたその子の指を見れば、重々しく光る金の指輪がはめられている。




その後ろにいる禍々しい黒いモヤは幻覚だろうか?と目をこすり直した時_____




ウ“オオオオオオオオオオオオオオオ




そのモヤは大きな断末魔のような叫びをあげ始めた。




耳が痛い。鼓膜が破れそう。




だが、不思議なことに金の指輪を取り出したイルマは何の影響も受けてないようだ。



_

9 お礼→←7 飛行試験



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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる!という気持ちで作りました😏  (12月31日 0時) (レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです!夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ!ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます!これからも頑張ってください、応援してます!! (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月19日 19時

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