6 問題児クラス ページ7
____あの後、怖すぎて夜も眠れず(嘘)、朝起きれば、1時間目開始の15分前だった。
『やっばい。遅刻、遅刻。』
Aは正門の掲示板に貼ってあったクラスの名簿を急いで確認する。
『えぇっと________
_________その頃
「喧しいぞ。貴様等ッ!!」
問題児クラスの担任を押し付けられたナベリウス・カルエゴは出席をとっていた。
「アガレス・ピケロ」 「ふぁ〜〜い」
「アスモデウス・アリス」 「はっ」
「アロケル・シュナイダー」 「我考える葦」
「アンドロ・M・ジャズ」 「はあ〜〜い」
「イクス・エリザベッタ」 「はぁ〜い」
「ウァラク・クララ」 「は〜い、エギー先生」
「その呼び方はヤメロ」
「エキドナ・A」
返事がない。もう一度名前を呼ぶ。
「エキドナ・A」
やはり返事がない。
こんな日にいないとはどういう了見だとカルエゴが眉間に皺を寄せた時、
_________バリィーンッ
「「「!?」」」
『ヤッバ。加減ミスった。_______はい!エキドナ・Aです。』
教室の窓ガラスを突き破って一人の生徒が入ってきた。
さすがのカルエゴも一瞬呆気に取られていたようだが、すぐに平静を取り戻す。
「どういうことだ・・・これはッ。おい貴様________」
振り向いたAと目が合う。昨日、廊下でさんざん好き勝手してくれた生徒だった。
「貴様、昨日の_____」
『え? 昨日? 私、昨日あなたと会いましたっけ? 昨日会ったのは、ムルムンと______フワフワの鳥!!』
カルエゴの顔がヒクッと引き攣る。
『え!? まさか、あの鳥・・・えっ、あの鳥がこの先生?? 全然可愛くなくない? あれ、でも、ムルムンはイルマの使い魔とかどうとか言ってた気が______』
教室はカルエゴの冷気で凍てつきそうである。だが、煽った本人は気づいてない。
『そっかイルマって子に聞けばいいのか、みんなイルマって知って_______ひッ!』
やっと気付いたようだ。
カルエゴは名簿を閉じたのち、怖いぐらい落ち着いた声でAに声をかけた。
「エキドナ・A。お前はあとで職員室まで来い」
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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる!という気持ちで作りました😏 (12月31日 0時) (レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです!夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ!ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます!これからも頑張ってください、応援してます!! (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月19日 19時