48 寂しさ ページ49
＿＿＿＿＿「本当に大丈夫なのか？」
そう言い放ったカルエゴの表情は厳しいままだが、こちらを心配しているような眼差しが含まれていた。まさかあのカルエゴがこんな風に誰かを心配するとは夢にも思っていなかったAは、一瞬固まったのち、笑い始めた。
いきなり笑い始めたAを見て、カルエゴは訳が分からないというような表情をしている。
『やっぱ、エギーせんせ、最高だね。』
『大丈夫ですよ。この問題はいつか時間が解決してくれると思いますし＿＿』
『それに、私には夢があるんで、それを追いかけるので精一杯です。』
「夢？」
『はい！ 無事に卒業できることです！』
その瞬間、何やらカルエゴが席からズリ落ちそうになっていたが、気にしないことにして話を続ける。
『今回は、最後までいけそうな気がするんです。』
『これからも＿＿＿いや、絶対に、たくさん迷惑かけると思うけど、頑張るんで、よろしくお願いします！』
真っ直ぐにカルエゴを見る。そこには最初に見せた寂しそうな目は映っておらず、いつもの爛々とした輝きがあった。まったく、調子の良い奴め。カルエゴは思わず、ため息を漏らした。
「はぁー。迷惑をかけないように心がけるということはないのか」
『無理です！！』
その後、なぜか家族談義になり、カルエゴの家族構成を根掘り葉掘り聞かれ、その延長でAの父親の自慢話を延々に聞かされ、疲弊したカルエゴであった。
＿＿＿＿＿
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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる！という気持ちで作りました😏 (12月31日 0時) (
レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです！夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ！ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます！これからも頑張ってください、応援してます！！ (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年10月19日 19時
