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41 テスト ページ42

”王の教室“が開放され、ひと段落ついたと思えば、今日から悪魔学校バビルスは、終末日前の座学テストの勉強期間である。




まぁ、一通りは前の学校で勉強してるし、適当にやっておけばいいだろうと思っていた。しかし、どうやら赤点を取ればカルエゴが監督の元での補習となるため、本気(ガチ)でやらざるを得なくなってしまったのである。




そのため、参考書と睨めっこして廊下を歩いていた時____




ドンッ




『あ、ごめんなさい。』




誰かにぶつかった。




カランっと音がした方に視線を落とせば、何かが落ちている。




なんだこれ? マスク??




マスクにしては不思議な形のそれを拾って、ぶつかった相手に渡そうとすれば、相手は手で顔を覆ったまま後ろを向いている。




『すみません!? 大丈夫ですか??』




ぶつかってしまった拍子に怪我をさせてしまったのだろうか。焦って、オロオロしていることに気付いたのか、相手もなぜか若干、焦ったような口調で話し始めた。




「あ、いや。えっとね____あまりこっちを見ないで欲しいんだよね。怖がらせちゃうから。」
 



『え?』と思い、相手をマジマジと観察すれば、覆った手の端からえぐれた口と大きな牙が少しだけ見えている。




やだ、すごい痛そう。




心の声が漏れてたらしいのか、相手は目を見開いて驚いているようだった。




「こ、怖くは____『ないですよ? 強いて言うなら、大きな牙だなぁ〜ってぐらいですかね。それより、怪我してるなら医務室に・・・』___あ、あぁ、大丈夫、この傷は昔の傷だから。」




詳しく話を聞けば、昔に遭った事故で牙が剥き出しになってしまったらしい。そして、どうやらその牙を見ると、多くの生徒たちは怯えて逃げてしまうらしい。




ん?生徒?




ということは__




「あぁ、僕の名前はバラム・シチロウ。ここで空想生物学教師をしてるんだ。」




バラム・シチロウ?空想生物学教師?




あれ?




さっきまで読んでいた参考書の表紙を確認すれば、“空想生物学、著:バラム・シチロウ”と書いてあった。




『あー!! この参考書を書いた悪魔(ひと)ですか?』



______

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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる!という気持ちで作りました😏  (12月31日 0時) (レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです!夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ!ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます!これからも頑張ってください、応援してます!! (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月19日 19時

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