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4 反省文 ページ5

悪魔学校バビルス1年生の最初の授業は「使い魔召喚の儀」である。




普通ならこの儀式で自身が使役する使い魔を召喚しなければならない。が、Aはすでに使い魔召喚の儀は行なっているので、職員室で初日の反省文を書かされていた。




『私も使い魔召喚の儀、見に行ーきたーいー。』




試しに暴れてみるが、魔術で椅子にくくりつけられているため身動きが取れない。




不貞腐れて机に突っ伏してみた。




「君、使い魔召喚の儀はとっくにやったでしょ?」




そう言ったのは___




『誰だっけ??』




赤い派手髪の教師。




「だーかーら、さっきも言ったよね精神学教師ムルムル・ツムル!」


『あ! そうそう、ムルムン。』


「ム・ル・ム・ル先生(・・)ね。」




この教師、ムルムンは意外と隙がなく、逃げようとすると秒で捕獲される。




『ムルムン、反省文3枚も書けないぃぃ』




ガタガタと机を揺らしていると、ため息をつかれたのち、「入学式ちゃんと出ててれば、反省文なんて書かずに済んだんだよ?」と諭された。




『えー。だってぇ、同じこと何回もやるの飽きるんだもん』


「ていうか、何で留年したの・・・」


『えー、1回目はシンプルに出席日数足りなかったのでしょ? 2回目は乱闘騒ぎで退学処分?』




信じられないという目でこっちを見てきた。いや、私も信じられない。




あ、頭抱えだした。髪の毛フワフワ。触りたーい。Aはツムルの頭に手を置いて撫で始める。




「ちょっといきなり何!?」


『わぁ。思ったよりフワフワ。癖っ毛ですか?』


「やめなさい。怒るよ。」




本当に怒られそうだったので、すぐに手を引っ込める。ツムルはため息を吐いた後___




「それより、君の使い魔は?? 一応ランク再測定しないとだから・・・」


『ん? いませんよ。』




そう言えば、不思議そうな顔をされた。




『なんか前に2回やったんですけど、どっちとも出なかったので測定不可にでもしといて下さーい』




どういうことかと理由を尋ねるため顔を上げれば、さっきまで椅子に座っていた彼女の姿が見当たらない。




『じゃあね、ムルムン』




スキップしながら職員室から出ていくA。




いつの間に・・・。反省文は___書き終わっている。




「ったく、ちゃんと書けるなら、最初からって___2枚しか書き終わってない? 3枚目は・・・」




3枚目にはツムルのイラストがデカデカと描かれていた。

_

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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる!という気持ちで作りました😏  (12月31日 0時) (レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです!夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ!ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます!これからも頑張ってください、応援してます!! (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月19日 19時

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