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39 ファン ページ40

全員が何事かと勢いよく開いた扉の方を見る。




『はぁ〜い。お取り込み中すみません。』




Aが職員室の扉から顔を出す。




『イルマくん、交渉は成立した??』




イルマは首を横に振り。カルエゴの言葉を復唱する。




『やっぱりかぁ。良かった〜。ではでは、ここでサプライズゲストです。』




よく分からないAの感想に首を傾げていると、『どうぞ、どうぞ、お入りください』と言った彼女の後ろから、ワラワラとたくさんの職員たちが入ってきた。




「おーい。イルマくーん、なんか書類がいるんだって?」


「職員室初めて入ったヨ」


「許可書ってこれだろ?ちゃんと全員分あるはずだぜ」




イルマたちが呆気に取られている間、みるみる目の前に、教員を除く、バビルスの全職員たちの許可書が積まれていく。なぜ協力してくれたのかイルマは驚いているようだったが、




『みんなイルマくんのファンなんだってさ。』




そう言えば、イルマは目を丸くして笑い始めた。




「アッハッハッハッ!そうか!ファンか!!」




イルマはカルエゴに向き直る。




「カルエゴ卿。貴方の主張は全て正しい。我々はまだ未熟でツメが甘い。」


「皆んなに笑われて馬鹿にされて___問題児クラスは確かに道化師のようだ。だがこの一件・・・今日に限っては____」


「これが悪魔学校(バビルス)の総意らしい。」




そして、したり顔でイルマとAはカルエゴに書類を突きつける。




『書類が揃えば____』

「サインしてくれるんだろ?」




カルエゴはとても嫌そうな表情を浮かべたが、今さら約束を反故にするなんて教師としてできない。判子を両手で嫌々ながら押さえ許可書に捺印した。




「問題児クラス!“王の教室(ロイヤル・ワン)”へ___移動決定!!!」




その瞬間、職員室は歓声に包まれた。



__________

40 王の教室→←38 許可証



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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる!という気持ちで作りました😏  (12月31日 0時) (レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです!夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ!ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます!これからも頑張ってください、応援してます!! (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月19日 19時

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