30 クッキー ページ31
次の日
『オリアス先生〜！！』
「あ、Aさん。生徒会、勝てて良かったね。一時期はどうなるかと思ったよ。」
『アメリ会長が続投で嬉しい限りです！ 応援ありがとうございました〜！』
そうはしゃぐAの手にはたくさんの紙袋が握られている。不思議に思っていると＿＿＿＿
『これ、手作りのクッキーです。みなさまに色々ご迷惑をおかけしたので、お詫びとして配り歩いてるんです。良かったらどうぞ！ 味は保証しますよ〜』
渡された包み紙を開けてみれば、確かに美味しそうな色んな形のクッキーが入っていた。
「わざわざ作ったの？ ありがとね」
そうお礼を言えば、Aは目を輝かせてこちらの反応を待っている。どうやら、味の感想が知りたいらしい。
オリアスは綺麗にラッピングされたリボンをほどき、一つ掴み、口に入れた。
「うん、おいしっ＿＿＿＿＿＿＿＿かっ、かっらぁぁぁぁぁぁぁぁ」
口に入れた瞬間、尋常じゃない辛さが襲ってくる。さすがに口に入れたものを出すわけにはいかないので、辛さが通り過ぎるのを必死に耐えていれば、水が差し出された。急いで飲み干して、水を差し出してきた彼女の方を見る。
『＿＿＿＿＿ぶっ。やばっ。まんまと騙されてやんの〜』
そこにはいつものニヒルな表情を浮かべたAの姿があった。
『まぁ、エギーとダーリンは騙されなかったんだけどねぇ』
『残念！』と言いながら、一人ケラケラと笑っている。
『にしても、みんなまんまと引っかかる＿＿＿＿＿＿＿エキドナ・Aぉぉぉぉぉ。＿＿＿』
後ろから大きな声で彼女の名前を呼びながら、誰かが駆けてくる音が聞こえる。
『あ、やば。ムルムンにも仕掛けたんだっけ？』
『じゃあね、オリアスせんせ。 クレイジーな私でごめんね♡』
Aは素早く身を翻し、オリアスにウィンクする。
やっと我に返るオリアス。
「えっ＿＿＿＿＿いつから･･･？」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「そういえば、Aちゃん。シネル先輩のことをよく許したね。てっきり、殴り込みにいくのかと･･･」
『イルマくーん？ 君の私に対するイメージはどうなってんのかな？』
『ちゃんと、お礼参りには行ったよ？ そしたらね〜、何でもタダで薬やら発明品やら作ってくれるらしいの。だから、許してあ・げ・たよ？』
「ハハハハ＿＿＿＿･･･」
＿＿＿＿＿＿
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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる！という気持ちで作りました😏 (12月31日 0時) (
レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです！夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ！ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます！これからも頑張ってください、応援してます！！ (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年10月19日 19時
