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24 休憩 ページ25

「いやぁ〜、可愛いなぁ」




ツムルは当直のため学校に出勤していた。今は昼の休憩時間である。ス魔ホを起動させ、アクドルのコンサートLIVEを視聴する。




彼女たちの可愛さと磨きのかかったパフォーマンスに思わず笑みが溢れる。




『確かに〜。で、どの子が推しなんですか?』


「僕の推しはねぇ_____って、はっ??」




どうしてここに彼女がいるのか。それよりも、いつから見ていたんだ。




『へぇ、ムルムン、アクドル好きなんだぁ』




いつの間にか彼女の手に自分のス魔ホが握られている。




「ちょっと、返して!」




そう言いながら、ス魔ホを掴もうとするがヒョイっとかわされる。




『ほう、ほう。こんな子が好みっと。』


「いや、ちょ、そうだけど、違うから!」




ツムルは必死になって取り返そうとするが、うまくあしらわれてしまう。




『ちょっとぐらい、いいじゃん。』と言いながら、Aはアクドルの写真を保存したフォルダをタップしようとしている。




「ちょっ______」




それは開けて欲しくない。流石に恥ずかしい。無理やり取り返そうと手を伸ばす。




が、手を伸ばした弾みにバランスが崩れ、地面に頭から落ちていく。ツムルは思わず目を瞑った。




『ちょっと、先生? 大丈夫??』




痛みはない。代わりにAの声が頭上から降ってくる。




恐る恐る目を開ければ______




「へっ??」




Aの片手は、自分の頭の後ろに回されていて、もう片方の手はバランスが崩れないように顔の横についている。いわゆる、床ドンのような状態だ。




ツムルはジワジワと自分の顔が赤くなっていくのを感じた。




『え、ムルムン?? んな、乙女みたいな反応を・・・。』




Aはカラカラと笑いながら、ツムルを起こそうとする。




「何を___してるんだ??」




二人の肩がビクリと揺れる。




それもそのはず、眉間に皺を寄せた番犬の目にはAがツムルを押し倒している姿が映っている。




「エキドナ______」




カルエゴの纏うオーラがどんどん黒くなっていく。




Aは焦る。




『え、いや、待って。今回はマジで何もしてない。ね、ムルムル先生。ムルムル先生??』


「もう無理。お嫁にいけない。」




ツムルが両手で顔をおおう。




『いや、ちがっ____「ケルベロス」____』




その瞬間、一人の悪魔の断末魔が中庭に響き渡った。



_

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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる!という気持ちで作りました😏  (12月31日 0時) (レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです!夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ!ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます!これからも頑張ってください、応援してます!! (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月19日 19時

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