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18 遊戯師団 ページ19

遊戯(ゲーム)師団 の見学室に到着する。




『失礼しま〜す。』




扉を開けた先には、師団の顧問らしき教師と生徒が一対一のゲームをしている最中だった。




「あ〜、もうこれじゃ負けちゃうよ!」




何やら焦っている金髪の男の子。あの金髪は覚えてる。えっと、確か同じクラスで・・・シャックス____何だったっけ?




Aはボード上の駒たちを見た。




確かにシャックスが押されている。が、まだ何とか挽回は可能である。




『2マス左上と3マス後ろに置いとかないと負けるよ』




二人の試合に口を挟む。




「きみ〜、アドバイスは困るよ」




対戦中だった教師が帽子を押さえながら話しかけてきた。




『先生こそ、家系能力を使いながらのゲームはズルくないですか?』


「え!? 先生、家系能力使ってたの??」




シャックスの反応に「バレちゃったか」と笑う教師。




その後、家系能力禁止での試合をもう一戦行なっていたが、普通にシャックスが負けていた。




観戦するのにも飽きたので、師団室を出て行こうと扉に手をかける。




「あ、待って。Aちゃん。」




自分の名前が覚えられていたことに少しビックリした。



『えっと、シャックス・・・「シャックス・リードだよ! よろしく!」


「さっきはありがとう! おかげで助かったよ。まぁ、結局、負けちゃったんだけどね。」




エヘヘと笑うリード。そして____




「僕、この師団に入ろうと思ってるんだけど、良かったらAちゃんも一緒に入らない?」




Aは少し考える。はっきり言って、特に入りたいと思う師団も無かったし、別に遊戯(ゲーム)師団にもあまり興味は湧かなかった。今回も無所属でいようと思っていたのだが。




「ダメ??」




顎の下に手をあてて上目遣いで自分を見上げてくる。・・・可愛い。




『ダメではないけど___「ちなみに、遊びだったら許される範囲で何でも大丈夫だって!」____本当??』




Aの口角が無意識にあがる。



師団の奥の方に座っていたさっきの教師に本当かどうか確認すれば___




「俺がちゃんと審査して許可を得たものだけね。」と言われた。




『(これは使えるかも・・・。)』




裏を返せば、許可を貰えば何でもアリなのである。




『__いいよ。この師団に入る。』




こんなに面白そうなチャンスはそうそうないだろう。そう思い、遊戯師団に入ることに決めたAだった。

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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる!という気持ちで作りました😏  (12月31日 0時) (レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです!夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ!ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます!これからも頑張ってください、応援してます!! (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月19日 19時

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