14 痛み ページ15
あのボールを取ってから一向に痛みが引かない。あの後、氷で冷やしてみたが、ズキンズキンと鈍痛がする。
仕方がない、今日の窓掃除の数は少なめにするか。そう思い、バケツに水を汲むため廊下を歩いていた。
フラフラと右に左に歩いていれば、角で誰かとぶつかりそうになる。
『あぁ、すみません____って、カルエゴ先生か』
「ッチ、またお前か。」
『教師なのに生徒に舌打ちとか無いわぁ。』
軽口をたたき、カルエゴの横を通り抜けようとした。
『イッ_______タッア』
何この
カルエゴの目線がAの手首に移る。
「やはりな」
そこには赤黒くなっている皮膚があった。
「いつからだ」
『一週間前からデス。そうなったのは今日の試験の時デス』
そう言うと、渋い顔をされた後、「着いてこい」と言われた。
大人しく着いて行った先は医務室である。
医務室の先生に見せれば、どうしてこのまま放っておいたのか詰められ、回復魔術をかけてもらったが、ヒビが骨まで達していたらしく、しばらくは安静と言われ、包帯でグルグル巻きにされた。
げっそりしているAにカルエゴは話かける。
「まったく世話が焼ける」
『窓掃除は・・・』と問えば、そんな状態でできるのかと鼻で笑われた。
最悪だ。この怪我が治るまで数日はかかるだろう。早く掃除を終わらせたかったのに・・・。しかも、これじゃ授業中の板書とかどうしよう。まぁ、日頃から板書はマチマチであるが。
カルエゴからは「周りに助けてもらえばいいだろう。」なんて言われたが、よくよく考えてみれば、私、仲のいいクラスメイトいなかった。一人でのらりくらりと過ごす日々に慣れすぎて交流というものを忘れていた。
よし、明日からクラスメイトと交流をはかってみるか。
そう意気込んだ。
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ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる!という気持ちで作りました😏 (12月31日 0時) (レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです!夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ!ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます!これからも頑張ってください、応援してます!! (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月19日 19時