13 試験 ページ14
『うわ、腫れてるーー。』
連日続く窓掃除による手首の酷使により、Aの手首は悪化の一途を辿った。幸い、長袖を着ているので腫れてるところは分かりにくい。
『最悪･･･しかも今日、ランク昇給試験の日だし。』
今回の試験、
さて、どうしたものか。
とりあえず、魔術も併用しながらなるべくボールを触らないようにしよう。そう誓って地下運動場へと足を進めた。
「ではルールを確認する」
カルエゴによるルール説明の後、各々が決められたチームの腕章をつけ、コートへ位置につく。
『(チームA＿＿＿＿あ、イルマくんと一緒だ)』
Aは目立たないようにコートの端に立つ。
「
試合開始の合図がなった。
先に攻撃したのは同じチームの金髪の子だった。チームAの出だしは好調だったが、なんだかんだで一人また一人とアウトになっていく。
結局、残ったのはチームBはピンク髪、チームAはイルマとAの二人だけ。
『(あれぇ、こんなつもりじゃなかったんだけどなぁ。)』
そう考えていれば、なにやら外野が騒がしい。何事かと顔を上げれば、ピンク髪の投げたボールがこっちに向かってすごいスピードで向かってきていた。
あ、これ、避けらんない。でも、フツーに当たっても痛いやつ。どうしよう。
考えること0.1秒、身体が動いた。
『いッ＿＿＿＿＿＿＿＿』
真正面からキャッチしたことを後悔しています。死ぬほど痛い。悶絶とはこのことだろう。
てんてんてんてん＿＿＿＿＿＿「アウト」
あまりの痛みにボールを落としてしまった。手首を抑えながら急いで外野に行く。叫ばなかっただけ褒めて欲しい。
その後、ピンク髪とイルマの一騎打ちとなったが、ピンク髪の力を利用して受け流すように投げ返したイルマの球がピンク髪に当たり、イルマが勝利を制していた。
イルマくんが“
Aはコソコソと地下運動場を後にした。
＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒヨコ(プロフ) - 奇等生さん» 読んで頂き感謝です🙇 夢主ちゃんに絶対にダーリン呼びをさせる！という気持ちで作りました😏 (12月31日 0時) (
レス) @page22 id: e4f287ed65 (このIDを非表示/違反報告)
奇等生(プロフ) - めっちゃ面白いです！夢主ちゃんのダーリン呼びはぅ！ってきました (11月26日 23時) (レス) @page38 id: f4fe6b043b (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» ありがとうございます🙇 (11月22日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 全く同じ名前の人居てビビった。自分のどタイプの作品で、初めて見た時驚きました。他の作品も読んでみます！これからも頑張ってください、応援してます！！ (11月21日 20時) (レス) id: e7080f896a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 華さん» 読んで頂きありがとうございます。ご期待に添えれるように更新していきます😀 (11月18日 22時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年10月19日 19時
