35 無意識 ページ35
『実は、今度のデビキュラムにラミアとして参加することになったんです。』
次期魔王を選び出し、育成する
中立を保っているゴモリー家として参加するのはデルキラ様が即位されて以来だ。
予想を超えた回答に、間が空いたのち、短く「そうですか」と帰ってきた。
よく見るとオペラの耳と尻尾が少し上がったり下がったりしているようにみえる。
この
「なんですか？」と睨まれる。どうやらニヤけてしまっていたようだ。
Aはカップを静かに置いた。
『言いだしたのは自分なんで、あとは覚悟の問題なんですけど、色々考えてしまってて＿＿＿多分、怖いんです。』
「･･･まったく、あなたはいつまで経っても悪魔らしくありませんね」
そう言うと、オペラは足を組み直した。
『え？？』
悪魔らしくない。まさかそんなことを言われるなんて夢にも思わなかった。
オペラはAの目を見て続ける。
「いいですか、悪魔にとって恐怖は
「故に我々、悪魔は心にこう構えるのです。」
「恐ろしい時ほど前に出ろ。」
「恐怖を興奮に変えなさい。」
「さすれば＿＿＿＿「っしッ、登頂成功ーーーーーーー！！」＿＿」
後ろから声がした。
急いで振り返ってみれば、そこには問題児クラスの生徒たちがいた。
いつの間に･･･魔術を使っている声なんて聞こえなかった。
『まさか＿＿＿』
「＿＿＿＿＿“無口頭魔術”です」
驚いた、こんな短期間で無口頭魔術が使えるようになるとは。
入間たちも無意識に無口頭魔術を使えていたことに驚き、喜びあっている。
その姿にAの口角は無意識に上がっていった。
私はこの子たちといたい。この子たちの将来が楽しみで仕方ない。
『オペラさん、心配ありがとうございました。クヨクヨ迷っていてもしょうがないですね。もう大丈夫です、決心はつきました。』
たとえこの選択が間違っていたとしても必ずこの場所に戻ってきてみせる。
そうAは決意した。
＿
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ヒヨコ(プロフ) - SATUKIさん» 初コメありがとうございます！！ そう言って頂いて嬉しい限りです🙇 こまめに更新とはいきませんが、最新刊が出るごとに必ず更新しますので、応援よろしくお願いします😊😊 (2月27日 2時) (
レス) id: 86aab71ae2 (このIDを非表示/違反報告)
SATUKI - 初コメ失礼します！昨日この作品を見つけさせていただき今さっき、最新話まで読み終わったところなので感想を書かさせていただきました！めちゃめちゃ好みの作品なので、よかったら最新刊が出たらまた書いてくださると嬉しいです！素敵な作品をありがとうございました! (2月23日 18時) (レス) @page46 id: 4bb6778033 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ゴリゴリ楽しみにしときます！！ (10月21日 0時) (レス) @page36 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 寝子／猫さん» お楽しみに😎 (10月17日 12時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ､､､もしやミアちゃん､､､いい子やったんか！！大丈夫や！きっと作者がなんらかの手を使って倒してくれるはずや！！(？？？？) (10月17日 2時) (レス) @page30 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年10月4日 15時
