31 報告書 ページ31
「こちらが報告書になります」
ダリとカルエゴは今回の件の報告書をオペラに提出していた。
アトリはあの後、入間をバールの元に連れ帰るため捕縛しようと試みたが、シーダによって阻害され捕まりかけた。が、しかし、どこからかともなくポロが現れ、アトリを連れ帰ってしまったのだ。
サリバンはポロと決別し、ポロの裏切りを報告するため
「本件に関しては重く受け止めています。」
「よって、各教員直ちに修練と対策を始めています。」
「では、
「バラム教諭とムルムル教員が担当して監察しています。」
「徹底的な質疑応答。角の先から尾の先まで全て調べあげ、万一にでも我が校への敵意ありと判断されれば＿＿＿＿＿＿＿相応の報いと教育を与えます。」
「この件で重傷を負ったラミア先生は？」
「傷はブエル先生のおかげで塞がりましたが、未だ意識が戻らない状態だそうです。」
「ただラミア先生のことに関しては内密に処理して欲しいと、A先生からもゴモリー家からも言われました。」
「A先生は？」
「ゴモリー家からの召集がかかり、数日有給を取っています。」
ダリたちが知らせを受けて駆けつけたのち、何が起きたのかをその場にいた他の教師たちに話を聞けば、救援を受けて駆けつけてみれば、血溜まりにラミアを抱え治療を施しているAがいたということ。その後、複数人でラミアの処置にあたったが、まだ目を覚さないということだった。
奇妙だったのは、Aが起こったことを報告する際、異様に冷静であったことだ。取り乱す様子もなく、ただ淡々と出来事を説明していく。ポロがアトリを助けたということを知らせた時も『そうですか。』と言っただけだった。ただ一点だけを見つめる彼女からは感情が何も感じ取られなかった。
「(悲しみと怒りのような色をしていたとツムル先生は言ってたけど＿＿＿＿)」
そして、次の日から有給を取り続けている。
今、彼女は何をしているのだろうか。
彼女に対する家族からの扱いは知っている。
はっきり言って彼女が心配だ。
ダリは窓の外を見て、ため息を漏らす。
「(彼女に何もなければいいが･･･)」
＿
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ヒヨコ(プロフ) - SATUKIさん» 初コメありがとうございます！！ そう言って頂いて嬉しい限りです🙇 こまめに更新とはいきませんが、最新刊が出るごとに必ず更新しますので、応援よろしくお願いします😊😊 (2月27日 2時) (
レス) id: 86aab71ae2 (このIDを非表示/違反報告)
SATUKI - 初コメ失礼します！昨日この作品を見つけさせていただき今さっき、最新話まで読み終わったところなので感想を書かさせていただきました！めちゃめちゃ好みの作品なので、よかったら最新刊が出たらまた書いてくださると嬉しいです！素敵な作品をありがとうございました! (2月23日 18時) (レス) @page46 id: 4bb6778033 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ゴリゴリ楽しみにしときます！！ (10月21日 0時) (レス) @page36 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 寝子／猫さん» お楽しみに😎 (10月17日 12時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ､､､もしやミアちゃん､､､いい子やったんか！！大丈夫や！きっと作者がなんらかの手を使って倒してくれるはずや！！(？？？？) (10月17日 2時) (レス) @page30 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年10月4日 15時
