26 切り札 ページ26
ジャズは拷問学教師マルバス・マーチと対峙する中、とっておきの切り札としてアロケルの元に1年の二人を使い魔に運ばせていた。
「フン! ムムム〜!!」
「どうだ?」
「大丈夫ネ!!」
「30m以内に教師はいらさいませんデスよ!!」
1年生ホン・リンチャン、家系能力”
アロケルはこれまでに得た情報、教師の順路から考えて、今いる場所ならすぐには見つからないだろうと安堵する。
「(大丈夫。自分のチームの
ジャズから託された二人を守りきる。そう決意していた時____
『
「「「!?」」」
上から声がしたかと思えば、大量の尖った木の葉が降ってきた。
『ごめんね、ホッとしてたところに。そっか__私の相手はアロケルくん達か・・・』
すぐさま戦闘態勢をとるアロケルたち。
『相性悪いなぁ』
Aは困ったように頬をかく。
先手必勝。相性が悪いと相手が思っているうちは、こちらを警戒して直ぐには動けないはず。距離をとったアロケルはジャズから預かった二人をラスの口の中にいれようとした。
___パァン
ラスの
『ダメだよ』
『君の家系能力を使うのは今じゃない。』
一瞬だった。
前もって打ち合わせをしていたはずの作戦が読まれている。
なぜか。
アロケルは心臓破りに挑む前に、入間たちと自分らの敵である教師たちの情報を話し合っていた___
「ええっと、次はA先生。」
「A先生の家系能力は??」
「確か、心の声を読むことができる家系能力だった気がする。」
「え? チートじゃん。そんなの勝ち目ある?」
「あ、でも、A先生は魔力量が少ないって本人が言ってたけど?」
「・・・そういえば、A先生が戦ってるところを見たことがないんだよなぁ」
「非戦闘系なのかしら?」
「う〜ん、だとしても油断は禁物だよね」
アロケルはその時の会話を思い出す。
さっきの動き。やはり心を読んだのか。
『正解。ね、
_
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ヒヨコ(プロフ) - SATUKIさん» 初コメありがとうございます!! そう言って頂いて嬉しい限りです🙇 こまめに更新とはいきませんが、最新刊が出るごとに必ず更新しますので、応援よろしくお願いします😊😊 (2月27日 2時) (レス) id: 86aab71ae2 (このIDを非表示/違反報告)
SATUKI - 初コメ失礼します!昨日この作品を見つけさせていただき今さっき、最新話まで読み終わったところなので感想を書かさせていただきました!めちゃめちゃ好みの作品なので、よかったら最新刊が出たらまた書いてくださると嬉しいです!素敵な作品をありがとうございました! (2月23日 18時) (レス) @page46 id: 4bb6778033 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - ゴリゴリ楽しみにしときます!! (10月21日 0時) (レス) @page36 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» お楽しみに😎 (10月17日 12時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 、、、もしやミアちゃん、、、いい子やったんか!!大丈夫や!きっと作者がなんらかの手を使って倒してくれるはずや!!(????) (10月17日 2時) (レス) @page30 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年10月4日 15時