平穏に生きたい 2

9 座学 ページ9

魔具研部室にて＿＿＿＿＿＿＿＿＿




終末日が近いため、バビルスの生徒たちは座学の一斉テストを控えていた。




『勉強が苦手？』


「慣れてないというか、やり方が分からなくて･･･。」


「そうだったのですね＿＿＿しかし、イルマ様なら大丈夫です！」


「テストなんてちょちょいのちょい。」


『そしたら、みんな小テストやってみようか。』




Aの提案で三人は小テストを受けてみることになった。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿数分後


『これは何というか＿＿＿＿うん。』


「すみません泣」




入間の小テストの結果は破壊的に悪かった。見た感じ、基礎すらもできていない。




入間の解答を見てAは驚いたが、すぐにピンときた。




『(＿＿＿＿あぁ、そっか。入間くんは人間界での教育しか受けてないから、魔界での基礎教育が分からないのも無理ない。)』




Aは二人にバレないように入間に話しかける。




コソッ『入間くん･･･。内容そのものが理解できないんだね？』


「え、は、はい。何て書いてるのかは読めても何を言ってるのかが理解できなくて＿＿＿」


『そっか、それは困ったね＿＿＿「大丈夫です！イルマ様なら満点取れます！！」


『「えっ？？」』


「放課後はここで勉強会をしましょう！分からないところは私が全力でお教えします。」


『まぁ、アスモデウスくんが教えるのなら･･･』




アスモデウスがついてるならとりあえず大丈夫だろうと思ったAは三人に声をかける。




『私も協力するから、みんな良い点を目指して頑張ろうね。』


「「「おおおっ！！！＿＿＿＿＿＿＿＿」」」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『ちなみに、点数が悪いとランク降格もあるからね。』


入間「えっ！！」

10 点数→←8 開放

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