7 誘惑 ページ7
「あれ、ここは??」
目を開ければ、ダリはサキュバス師団の使う部屋にいて、目の前に上着を脱いで腕まくりをしたAが立っていた。
『おはようございます。起きました??』
『気分悪かったりしませんか?』
動こうとすれば、椅子に縄でくくりつけられていて動けない。
「それは大丈夫だけど、なんで僕、椅子にくくりつけられてるのかなぁって。」
『逃げられないためですよ。』
「わぁ。こわぁい。」
Aは満足そうに続ける。
『私、新任になって数週間なので教師経験はダリ先生に到底及ばないんですけど、謀り事に関しては昔から嫌というほど家で教え込まれてきたんです。』
『でも、ダリ先生に通用するか賭けだったんですよね。私の苦手とする
『ダリ先生も女の涙には弱いんですね。』
Aは一歩ずつダリに近づいてくる。
「ねぇ、なんか近づいて来てない??」
ダリが思わず聞き返すと、
『そうですよ?誘惑するって言いましたよね?』
『それに、さっきダリ先生が私にやったことですよ?』
さっきとはまるで別人のような強気の彼女は、いつのまにかダリの目の前まで迫ってきている。
「言ってたけど、何もここまで___。」
『女に二言はありません。』
そういうと、Aはダリの膝に片足をのせて、ダリの瞳を覗き込む。
彼女との距離が近い。いつもなら、彼女が恥ずかしがっているのを見て楽しんでいるのに、これでは形勢逆転だ。前に嗅いだ甘い香りがする。これはライム先生の香水だろうか?
そんなことを考えているうちに、彼女の手がダリの頬にそっと触れる。
ビクッ
『いい顔ですね。ダリ先生。』
妖艶に笑う彼女は、いつものようなあどけなさはなく、完全に大人の女性だった。いつもとは違う彼女の姿に目が離せない。
「・・・ッツ。」
『ねぇ、先生? 教えて欲しいな、秘密の場所_____』
Aの身体がダリに密着し、もう少しで吐息がダリの顔にかかりそうになったとき。
『______見つけた。』
「え?」
____
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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時