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49 降魔 ページ49

________10月25日


「「「『イルマ(様・くん・ち)の誕生日が10月4日!!?』」」」


「「「『過ぎとる!!!』」」」




入間は、朝起きたら突然目隠しをされて、なにやらズンドコ運ばれ、気づけば、何やらどえれぇ儀式に祀られていた。




降魔の儀(こうま ぎ)“ とは、悪魔の誕生を祝う儀のことである。参列者は捧げ物を用意し、仮装をし踊りや歌を歌う。




要するに誕生日会。過酷な魔界において命は儚く貴重なもの。そのため、降魔の儀は悪魔にとって命への感謝の儀でもあるのだ。




入間はアウモデウスから始まり、全員からプレゼントをもらう。




最後にサリバンとAの番が回ってきた。




「生まれてきてくれて・・・ありがとう入間くん」


『入間くんの祝福を願って、これからも入間くんの人生が豊かなものになりますように。』




二人に撫でられる。




今までこんな風に誰かにお祝いされたことがあっただろうか。生まれて来てくれてありがとうなんて初めて言われた。




リード「ハウェーヤー。イルマくん!」


「10月なんだね。誕生日10月!!」


「ちなみに僕は9月生まれなんだけどぉ〜〜。これはもう名実ともにイルマくんが弟ってことで〜。」




入間はいつの間にか泣いていた。




クララ「泣かしたーーーー!!」


「え”ッ。いやゴメっ・・・ウソでしょ。そんな嫌だったの僕の弟!?」


アスモデウス「イルマ様大丈夫ですか!?お待ちください。すぐに焼きますので!」




入間は慌て出した周囲に、急いで声をかける。




「ごめっ。ちがうんだ・・・っ」


「僕___こんな・・・こんな風にお祝いされたことなくて、ありがとうって沢山・・・みんなに言ってもらえて___。」


「すっごく嬉しい・・・!!」


「あ“りがどうっ。み”んな・・・っ。」




可愛すぎる。




プルソン、クララ、リード、Aはいつの間にか入間に抱きついていた。




オペラ「理事長・・・それ以上泣くと溶けてなくなりますよ。」


サリバン「ぶぇい・・・。」




入間は無事、魔界で15歳の誕生日を迎えることができた。




鈴木入間15歳。ランク5(へー)。居住地・魔界。入間が向かう先には何が待ち受けているのだろうか。

____

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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時

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