48 選択 ページ48
「(砕けない・・・っ。アミィ先輩の魔力で一体どうやってこんな高度なバリアを・・・)」
アスモデウスの焦りを感じてかキリヲは笑う。
「フフッ。不思議そうな顔しとるなぁ。この魔力はな、借りものやねん。兄さんに新しく用意してもらったんよ。ちゃんと、あの時のこと忘れへんために」
「_____指輪の形。入間くんとお揃いの。」
キリヲはそう言って首輪のような魔具を見せてきた。その先端には、確かに入間の指輪に似た魔具がぶら下がっている。
「またその目・・・!!何故イルマ様を・・・っ。」
「いや、何が目的だったとしても・・・っ。貴様のような悪魔は絶対にイルマ様には近づけさせん・・・!!」
キリヲは笑う。
「キミは・・・まっしろやなぁ。まっしろで、キレイで、な〜んも知らん。」
「ええでそれで。キミはイルマくんを
「僕は、彼が一番見せたくないとこを暴いて、じっくり味わわせてもらうから。」
こいつは危ない。入間様に害をなす。どうにかしてここで食い止めなければ。アスモデウスは悪周期を解放しようと髪留めを触りかけた。
「アッズアズ〜〜〜〜!! おっせいぞ〜〜〜い!!」
『アスモデウスくん、大丈夫!? こっちから何か・・・』
「アホクララ!先生!近づくなッ。こやつは危険_______。」
「?こやつって誰さ。」
『・・・・・。』
キリヲが座っていた場所には誰もいなかった。
「アズアズ〜。さてはお寝ぼけしたっしょ〜」
__________________
「キリヲ様」
怪我でボロボロになったウエトトがキリヲを迎える。
「キリヲ様の方はいかがでしたか?探し物は見つかりましたか?」
「・・・いや、見つからんかった・・・けど____」
「まぁ、次はちゃんと持って帰るわ。」
「左様ですか。」
「ならば、長居は無用。
「参りましょうか。」
そこにはアムドゥスキアス・ポロの姿があった。
「この私をナンパした以上は・・・高くつくわよ?」
「心得ております。ひとまずはお話だけ。」
「何を欲して。どこに立つのか・・・。」
____________「選択はご自由に」
三人は暗闇へと消えていく。
___
126人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時