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42 葛藤 ページ42

発表も中盤に差しかかった頃、プルソンは一人会場の外にいた。




迷っていたのだ。プルソン家の次期頭首として家に戻るか、入間たちのところに行くか。




その時、急に後ろから話しかけられた。




『もうすぐ発表の時間だよ。行かないの?』




声の主はAである。




プルソンは驚いた。




今の自分を見つけることのできる悪魔(ひと)がいたなんて。




「先生どうやって・・・ここに僕がいると分かったんですか。」


『う〜ん、勘かな。』




沈黙が訪れる。




先に口を開いたのはAだった。




『迷ってるんだね。』




プルソンは首を振る。




Aは続けた。




『・・・別に入間くんたちのところに行かなくてもいいんじゃない? もし私だったら、次期頭首っていう立場を選ぶかなぁ。入間くんたちだって、プルソンくんの事情は分かってくれてるから、行かなくても許してくれるよ?』




でも・・・と言いかけて黙る。




Aはプルソンに目線を合わせ、プルソンの目を真っ直ぐに見る。




『今、心の中で思ったことが、プルソンくんの本当の気持ちだよ。進むべき道が見えなくなった時は、自分が一番したいことをすればいい。やらなかったことの方が後悔するんだよ。____ここポイントね。テストに出るから。』




そして、ゆっくりとプルソンの頭を撫でる。




『待ってるよ。』




そう言ってプルソンの前から去るAの姿を物陰から見ている悪魔が一人。



_______

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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時

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