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37 恋文 ページ37

2人がやっと休憩をもらい、教室から出ていく。




残されたAは教室の周りに誰もいないことを確認し、ピアノに近寄る。




『久々に弾いてみよっかな。』




リリス・カーペットという曲は初めてだったが、入間たちの演奏指導を見ていたため、真似て弾いてみる。




久々にピアノに触れたAだったが、技術は身体が覚えていた。




『こんなもんかな。』




弾き終えると、後ろから声をかけられた。




「弾けたのか。」


『カルエゴ先生ー。ノックー。』


「完璧だが、まるで機械が弾いているようだな。」


『あー。師匠にも同じこと言われました。感情(パッション)を込めなさいって。』




ポロンと鍵盤を奏でるA。




「・・・というより、いつまでここにいるんだ。帰れ。」


『えぇ。ひどい。』




泣き真似をしながらAが帰ろうとすると、カルエゴは何かを考えニヤリと笑った。




「なるほど。そんなに帰りたくないのなら、貴様も手伝え。」


『え?いや、ほら明日も仕事あるし帰りま______ってヤダーーーーーッ』




結局、Aはカルエゴに連行され入間たちの練習に付き合わされるハメとなった。



_____合同練習当日



入間は正装でバラの花束を持って現れた。




「「「「!!!」」」」




入間の格好に一同、驚きである。




入間はエリザベッタの前に跪いたかと思えば、「貴方を想って書いたこの恋文(ラブレター)。受け取って下さい。」と言い出し始めた。




そしてリリス・カーペットを弾き始める。




最初は入間の行動に色々言っていた問題児クラスの面々だったが、入間が曲を弾き終わる頃には全員が音に合わせて踊っていた。




『粗けずりだけど・・・核はできたようですね。』


「まぁ、スタートラインには立ったな」




かくして、音楽祭までの残り時間、最高のパフォーマンスを仕上げるためにそれぞれがそれぞれの役割を果たす。




しかし、一難去ってまた一難なのが問題児クラスである。




_____プルルルル




『はい、もしもし。悪魔学校バビルス_______はい。お世話になっております。_____________え?______はい、承りました。』


『カルエゴ先生。プルソンくんのお父様からお電話です・・・』




_______ピンポンパンポーン




「プルソン・ソイ。職員室まで来い。至急だ。」


______

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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時

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