29 口上 ページ29
ロビンがその先生を押し除けて入ってきた。
『ロビン先生？』
「もう〜、絡み酒にいちいち対応してたらダメですよ〜！」と言い、Aとラミアをロビンたちのいる卓へと引っ張っていく。
ロビンに指定されたところに座れば、横にいたダリに話しかけられた。
「まったく、目を離した隙に＿＿＿＿＿」
『すみません。助かりました。にしても、面白い方ですね彼。』
「隙があるのか、ないのか･･･。」
隙？ どういうことかと聞こうとすると、ロビンの声に遮られる。
「やっぱり生徒と教師は家族みたいなものですし！」
その瞬間、場が静まり返った。
「ロビン先生」
ダリがおもむろに立ち上がる。
「バビルスの若き才能は魔界の新しい刺激」
「問題児に限らず、生徒はみな魔界の大事な宝です」
「そして、我らは守人。その心構えはたった一つです。」
「我らが愛しき学仔たちを守るが至上。命の盟約。」
「宝を狙う敵には凄惨たる“教育”を」
重々しい空気に包まれる。
Aとロビンは息を呑んだ。
そしてダリはジョッキを掲げ。
「はいっ。デビーーー〜ーる」
「「「「「デビーーーーーーーーーール」」」」」
これが伝統ある悪魔学校バビルスの教師たちの心構え。
すごい。乾杯の音頭に使ってるということ以外は鳥肌がたった。
カルエゴがため息を吐いた後、二人に話しかける。
「まぁ以上が教師の心構えだ。しっかり覚えろよ新任」
「はい！」『はい。』
かくして大いに盛り上がった教員たちの打ち上げは無事終了し、お開きの時間となる。幹事である新任たちは酔い潰れた者を送り届けなければならない。
「おーーい。起きてください！！」
ロビンが一応、声をかけるが、誰も起きる気配がない。手伝わなければいけないラミアも完全に潰れている。
『とりあえず、女の先生方は私が担当するから、ロビン先生は男の先生方をお願い。』
ロビンとAは何度か寮と居酒屋を行ききし、あらかた送り終わったが数人の教師が残ってしまった。
『しょうがないから、私はマルバス先生とツムル先生とダリ先生を送り届けます。ロビン先生は残りの先生をお願いしますね。』といい、3人を“
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ヒヨコ(プロフ) - 寝子／猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (
レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - 教師陣って良いよなぁ､､､私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます！！そういってもらえて凄く嬉しいです！ すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします！！ (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです！！これからもぜひ読ませてください。応援してます！ (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年9月20日 11時
