28 質問 ページ28
周りの先生たちともお酒の力を借りて打ち解けた頃、Aに一人の教師が尋ねてきた。
「そういえば、A先生って、生まれた時から瞳と髪色、黒なんですか？」
『え？』
「だってラミア先生は、金髪だし紫色の目じゃないですか。生まれた瞬間から、その色だったんですか？」
好奇の視線に晒される。
どうやらみな普段は触れてこなかったが、妹との容姿の違いに疑問を持っていたようだ。
この期待感の中、答えないわけにもいかない。
『そうですね･･･生まれた時は、まだ金色の髪と紫の瞳に近い色だったんですけど、徐々に黒くなってしまって。どうしてかはよく分かんないんですが、たまに私みたいなのがゴモリー家では生まれてて＿＿＿＿＿。』
そう言って、昔の写真を見せる。気味悪がられるだろうか。少しドキドキしながら返答を待っていると＿＿＿＿
「待って、めっちゃ天使！」
「え、可愛い。」
「昔の色も似合いますね。」
みんな口ぐちに褒めてくれた。
Aは嬉しくなって、素直に感謝を述べる。
その流れに乗って他の教師たちがAに質問し始めた。
「あ、じゃあじゃあ、A先生って彼氏とかいるんですか？」
「おい、やめろって。」
「いいじゃん。今夜は無礼講だって。」
『いませんよ。』
「好きなタイプは？」
『何事も見た目や噂で判断されない方ですかね？』
「え、じゃあ俺とかどうすか？」
「おい、会話になってないって。」
『どうって言われましても･･･』
周りの教師たちはアイツを止めろと言っているが、どうやらすっかり酔っ払っているようで、おさまる気配がない。
「俺もひざ枕して、悩みを聞いてくれる彼女が欲しいんですよぉ」
「仕事に忙殺される日々で出会いなくて。シクシク。」
「一度だけでいいから、女の子にひざ枕されたいぃぃぃ。」
とうとう泣き出して机に伏せてしまった。どうしたものか。
『･･･悩みなら聞きますけど、彼女の件は自分でどうにかして下さい。』
「え、まじで？ やったぁ！！ じゃあ、今度飲みに行きましょ！ 行きつけあるんすよ〜。あ、魔イン交換しよー。」
さっきとはうって変わって、すごく喜んでいる。というより、距離を詰めてくるのが、ものすごく早い。これが、社会人のコミュニケーショ力かと感心していると＿＿＿＿＿＿＿＿
「A先生〜〜！！ こっち来て下さいよぉ〜」
＿＿＿＿＿＿＿
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ヒヨコ(プロフ) - 寝子／猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (
レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - 教師陣って良いよなぁ､､､私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます！！そういってもらえて凄く嬉しいです！ すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします！！ (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです！！これからもぜひ読ませてください。応援してます！ (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年9月20日 11時
