27 酔い ページ27
Aはミアの隣に座り、水を与える。
『そんなにお酒が強いわけじゃないんだから、まったく。早く飲みなさい。明日、二日酔いで後悔するよ。』
「ふんっ、そんなこと分かってるしぃ。おかあさん。」
『誰がお母さんだよ。』
ミアはお酒に酔うとなぜかいつもこんな態度になる。酔ってない時も。これぐらいであればいいのだが。
水を飲んで満足したのかミアは寝息を立て、Aの膝に頭を乗っけて寝てしまった。
「____ムニャ」
酔っている時の記憶をミアはほとんど覚えていないが、この瞬間の妹はすごく可愛い。
いつの間にか、大きくなってお姉さんになってしまった妹の寝顔を覗く。
『(大きくなったなぁ・・・)』
ミアの綺麗な金色の髪を撫でると、子
「ふふふ、おねえちゃん」
どんなに暴言や憎まれ口を叩かれようが、自分の中で妹は可愛い妹である。まぁ、たまに本気でイラッとすることもあるが・・・。
この一瞬だけ見せる昔の面影に、Aはどうしても妹を嫌いにはなれなかった。
Aは久しぶりに見るミアの姿に微笑みを漏らす。
その姿はまるで仲睦まじい姉妹のようで、いつしか周りの視線も温かいものになっていた。
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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時