検索窓
今日:5 hit、昨日:39 hit、合計:46,842 hit

26 宴会 ページ26

「え〜、それでは皆様! ジョッキを拝借!」

「収穫祭お疲れ様でした! でビール!!」

「「「「でビーーール」」」」



バビルスの教師たちは収穫祭も無事終わったということで、打ち上げを開催していた。



色々な食べ物が運ばれてくる。居酒屋に来たことがないAにとって物珍しい光景だ。



『美味しそうですね。』

「ふいっ。たくさんサラダ食べてね〜〜」

「あれ〜〜?オリアス先生とカルエゴ先生たちまだ来てない!」



幹事は毎年、新任が行うことになっているため、ロビンは出席者の確認を行なっている。



ツムル「オリアス先生はお酒飲めないからな〜〜。カルエゴ先生はいつも来ないし。」

『ライム先生とモラクス先生も当直で来られないそうです。』



そう言った時、居酒屋の扉が開き、カルエゴとバラムが入ってきた。



「「「「おおおおおおおおおお!?」」」」



教師一同いつもは来ないカルエゴの登場に驚きである。



どうやら、ダリとロビンが、バラムにカルエゴを捕まえるようにお願いしていたらしい。



無理やり連れてこられて不機嫌なカルエゴだったが、理事長の奢りと聞いた瞬間、一番高い酒を頼んでいた。



「おつまみはどうします? からあげ、つけもの、あとヤキトリ・・・あっ__すみません」

「なぜ謝るんですか。」



という会話を繰り広げているのは、拷問学担当のマルバス・マーチである。



工芸の家系で、姉はアクドルのマネージャーをしているらしい。



「アクドルといえば、ラミア先生、すごいアクドル向きですよ。」



Aが何のことか分からず言われた通りに視線を向けると、妹の周りを何人かの教師陣が囲んでおり、一種のライブ会場と化している。



『あの子・・・。幹事なのに、完全にできあがってる。』



ああなってしまったラミアを放っておくことはできない。



しょうがない。いつも酔った際に変な輩がつかないようにするのは慣れている。



酔い潰れないように注意するため、Aは重い腰を上げミアの元へ向かう。



妹の元に行けば、少しだけ周りの目線が気になった。



そういえばこの前の件から忙しくて誤解をとくのを忘れていた。



だが、そんなことよりもラミアだ。



『ミア。お酒弱いんだから飲みすぎないで。』



現にラミアは目がトロンとしており、顔も赤い。無防備すぎる。



「え〜、何ぃ??。」


_____

27 酔い→←25 人間



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。