26 宴会 ページ26
「え〜、それでは皆様! ジョッキを拝借!」
「収穫祭お疲れ様でした! でビール!!」
「「「「でビーーール」」」」
バビルスの教師たちは収穫祭も無事終わったということで、打ち上げを開催していた。
色々な食べ物が運ばれてくる。居酒屋に来たことがないAにとって物珍しい光景だ。
『美味しそうですね。』
「ふいっ。たくさんサラダ食べてね〜〜」
「あれ〜〜?オリアス先生とカルエゴ先生たちまだ来てない!」
幹事は毎年、新任が行うことになっているため、ロビンは出席者の確認を行なっている。
ツムル「オリアス先生はお酒飲めないからな〜〜。カルエゴ先生はいつも来ないし。」
『ライム先生とモラクス先生も当直で来られないそうです。』
そう言った時、居酒屋の扉が開き、カルエゴとバラムが入ってきた。
「「「「おおおおおおおおおお!?」」」」
教師一同いつもは来ないカルエゴの登場に驚きである。
どうやら、ダリとロビンが、バラムにカルエゴを捕まえるようにお願いしていたらしい。
無理やり連れてこられて不機嫌なカルエゴだったが、理事長の奢りと聞いた瞬間、一番高い酒を頼んでいた。
「おつまみはどうします? からあげ、つけもの、あとヤキトリ・・・あっ__すみません」
「なぜ謝るんですか。」
という会話を繰り広げているのは、拷問学担当のマルバス・マーチである。
工芸の家系で、姉はアクドルのマネージャーをしているらしい。
「アクドルといえば、ラミア先生、すごいアクドル向きですよ。」
Aが何のことか分からず言われた通りに視線を向けると、妹の周りを何人かの教師陣が囲んでおり、一種のライブ会場と化している。
『あの子・・・。幹事なのに、完全にできあがってる。』
ああなってしまったラミアを放っておくことはできない。
しょうがない。いつも酔った際に変な輩がつかないようにするのは慣れている。
酔い潰れないように注意するため、Aは重い腰を上げミアの元へ向かう。
妹の元に行けば、少しだけ周りの目線が気になった。
そういえばこの前の件から忙しくて誤解をとくのを忘れていた。
だが、そんなことよりもラミアだ。
『ミア。お酒弱いんだから飲みすぎないで。』
現にラミアは目がトロンとしており、顔も赤い。無防備すぎる。
「え〜、何ぃ??。」
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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時