検索窓
今日:21 hit、昨日:11 hit、合計:46,819 hit

24 侵入 ページ24

____ある城にて




「はあっ。報告・・・します。バビルス1年のうち・・・元祖返りの傾向が近いのは数名・・・はぁっ。中でも・・・ゴホッ。問題児クラスの者はかなり・・・素質があるかと____」


「で?そのザマはなんだオチョ。」




血だらけのオチョが床に這いつくばっている。


__________遡ること数時間前


オチョは目的を遂行し、意気揚々と帰りの途に着いていた。




「さあ早くバール様のもとへ帰らねば! 手土産の情報は万端!! 楽勝、楽勝〜♪」




そう喜んでいたオチョの腹部を急に矢が貫ぬく。




「・・・ッ。」




オチョの腹部から血が染み出す。




まさか見つかったのか。




「バカなッ。認識を阻害する最高位の隠密魔術をかけてもらっているのに・・・ッ」




矢を放ったのはロビンである。ロビンは無線でカルエゴに指示を仰ぐ。




「手ごたえありました。B地区の南寄りですね。捉えました。」


「よし、追撃しろ」


「A先生、そっち行きましたよー。」




ロビンはAに話しかける。




『了解です。』


『____さて、可愛い生徒たちに手を出した責任はきちんと取ってもらいましょう。』




Aは高位魔術を発動し、オチョの急所スレスレの所に攻撃を仕掛けていく。




「シチロウの“虚偽鈴(ブザー)”で2日。新任たちが集中して捜索しさらに1日。みつけるのに時間を食ったが・・・ようやく尻尾をつかんだ。」


「バビルスは何人たりとも拒まん。だが、無断で侵入し暴れた愚か者は、決して___」


「無傷で帰すな」


「はい!」『はい』


__________


「・・・ッッ。」


「クソが!!! バビルスの飼い犬どもが!! 特に、あの女。執拗に急所付近を狙ってきやがった! 許さない・・・ッ。必ず倍にして返してやるッ!! クソッ絶対。」




そうオチョが喚いていれば、バールが足でオチョの顔を床に叩きつける。




「うるせぇよ。血を撒き散らすな。床が汚れる。」


「で?イルマについては?」


「ハッ、こちらを」




オチョはボイスレコーダをバールに渡す。




オチョの目的とは、入間の服にマイクをつけ、試験中の音声を録ってくることだった。




「いやぁ。“幻燈(トラウマ)”をくらって奈落へ落ちていく彼は見ものでしたよぉ」


「絶望に苦しむ顔が中々_____「中々?」




オチョは誰かに思いっきり後ろに引っ張られた。




「中々___何?」


___

25 人間→←23 優勝



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。