24 侵入 ページ24
____ある城にて
「はあっ。報告・・・します。バビルス1年のうち・・・元祖返りの傾向が近いのは数名・・・はぁっ。中でも・・・ゴホッ。問題児クラスの者はかなり・・・素質があるかと____」
「で?そのザマはなんだオチョ。」
血だらけのオチョが床に這いつくばっている。
__________遡ること数時間前
オチョは目的を遂行し、意気揚々と帰りの途に着いていた。
「さあ早くバール様のもとへ帰らねば! 手土産の情報は万端!! 楽勝、楽勝〜♪」
そう喜んでいたオチョの腹部を急に矢が貫ぬく。
「・・・ッ。」
オチョの腹部から血が染み出す。
まさか見つかったのか。
「バカなッ。認識を阻害する最高位の隠密魔術をかけてもらっているのに・・・ッ」
矢を放ったのはロビンである。ロビンは無線でカルエゴに指示を仰ぐ。
「手ごたえありました。B地区の南寄りですね。捉えました。」
「よし、追撃しろ」
「A先生、そっち行きましたよー。」
ロビンはAに話しかける。
『了解です。』
『____さて、可愛い生徒たちに手を出した責任はきちんと取ってもらいましょう。』
Aは高位魔術を発動し、オチョの急所スレスレの所に攻撃を仕掛けていく。
「シチロウの“
「バビルスは何人たりとも拒まん。だが、無断で侵入し暴れた愚か者は、決して___」
「無傷で帰すな」
「はい!」『はい』
__________
「・・・ッッ。」
「クソが!!! バビルスの飼い犬どもが!! 特に、あの女。執拗に急所付近を狙ってきやがった! 許さない・・・ッ。必ず倍にして返してやるッ!! クソッ絶対。」
そうオチョが喚いていれば、バールが足でオチョの顔を床に叩きつける。
「うるせぇよ。血を撒き散らすな。床が汚れる。」
「で?イルマについては?」
「ハッ、こちらを」
オチョはボイスレコーダをバールに渡す。
オチョの目的とは、入間の服にマイクをつけ、試験中の音声を録ってくることだった。
「いやぁ。“
「絶望に苦しむ顔が中々_____「中々?」
オチョは誰かに思いっきり後ろに引っ張られた。
「中々___何?」
___
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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時