平穏に生きたい 2

21 伝説 ページ21

収穫祭2日目。




ここで生徒たちは、おおよそ2種類に分けられる。体力が削られ、すでにヘトヘトな生徒と、すこぶる元気な生徒。




森に慣れすぎて本来の目的を忘れそうになっていた入間たちは、一発逆転を目指し“伝説のリーフ(レジェンド・リーフ)”の情報を入手するため動き出した。




最難関収穫物“伝説のリーフ(レジェンド・リーフ)”とは、全てが謎でかつて収穫されたことは一度もない。しかし、収穫すれば10万ポイントの大物である。




だが、2日目は激戦。




本日この森から問題児(アブノーマル)クラスのチームが一つ消える。




『あぁ、疲れた･･･。昨日の夜から今まで休むことなく続けて生徒救出。生徒会の子達が来てくれたから、少しは休めるけど、まだ2日目の朝。休みたい。家に帰りたい。寝たい。＿＿＿＿』




とりあえず、みんなどうしているかとモニターを覗く。




『あれ？？』




アロケルとジャズがリタイアテントで、魔ーメンを食べている。




よくよく見てみると、ジャズはオロバス・ココという1年生に幻影を見せられて反則行為を行なってしまったようだ。




生徒狩り。しかも、問題児(アブノーマル)クラス狙い。確実に問題児クラスにとって厄介な生徒である。




そして、さっきからリードと別れた入間の姿が全く見えない。




家系能力にもひっかからない。何処にいったのだろうか。




『(入間くん、大丈夫かな？)』




そんなAの心配とは裏腹に、入間は“始まりのタネ”を探して絶賛、洞窟の中を探検中であった。


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