20 救出 ページ20
収穫祭1日目 夜
「さぁ〜。暗〜く不気味で不安でさみしい夜です･･･が。」
「教師陣はてんてこまいでぇーーす！」
朝に動きすぎた故の判断力・体力の低下によって、夜に弱った生徒たちを獣たちは見逃さない。
毎年怪我人が続出する1日目の夜である。
教師たちはポイント集計、生徒の救護・救出に大忙しである。そのため、カルエゴもリタイアした生徒たちの救出に駆り出されている。
そして、息を吐く暇もなく、救護室に幻覚系が運ばれてくる時間帯となった。
幻覚系に囚われたものは、自力での脱出は難しい。そのため、救出係の教師たちはますます忙しくなる。
「さぁて、次に助けが必要な生徒がいるのはぁ〜？」
一人の教師が枝を落とした方角で生徒たちのいる場所を当てる。
「あっちの方な気がする＿＿＿♪」
オリアス家・家系能力“
実際、オリアスが監督を任されてから収穫祭の死傷者は大幅に減った。
他の教師がオリアスに言う。
「オリアス先生やカルエゴ先生がいれば安心ですね！」
だが、オリアスは真剣な顔で、「＿＿＿油断はダメだよ。俺の運だってカバーできないことはあるもの。だから＿＿＿『すみません、お話し中、失礼します。』」
Aの声が教師用のイヤホンから聞こえてくる。
“『オリアス先生方、そこから1km先に幻覚ヅルに飲み込まれた生徒を発見しました。』”
“『ツムル先生、そっちに1人います。＿＿＿＿』”
“『カルエゴ先生、ロビン先生が･･･食べられてます。』”
Aは他の先生に生徒の居場所を的確に教えていく。
「すごい。本当にいた･･･。でも、どうやって。」
「詳しいことは分からないけど、彼女の家系能力のおかげらしい。」
「とりあえず、そっちにもいるらしいからな。行かないと。」
収穫祭の夜は騒がしい。
悲鳴がこだまし、獣の眼光が獲物を探す。
一度、足を取られた者から落ちていくのが収穫祭である。
＿＿＿＿＿＿
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ヒヨコ(プロフ) - 寝子／猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (
レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - 教師陣って良いよなぁ､､､私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます！！そういってもらえて凄く嬉しいです！ すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします！！ (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです！！これからもぜひ読ませてください。応援してます！ (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年9月20日 11時
