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15 魔獣 ページ15

突然ウォルター・パーク全体が揺れ、数百メートル先に青い牛の魔獣が出現し、暴れ始めた。




生徒たちを非難させなければならない。カルエゴに声をかける。




『カルエゴ先生、みんなを___「考えたんだが、私はまだ楽しんでいない。」__はい?』




カルエゴは自分の手帳をおもむろに開き始めた。




「バビルス教師心得」


「常に生徒の向上を最優先した行動をとるように____」




この流れは・・・。




「貴様らは運がいい・・・。」


「あんなどデカい的に向けて、全力で魔術を叩き込めるチャンスは滅多に無いのだから。」



まさかの、あの魔獣と戦ってこい宣言。四人は即座に逃げようとしたが、カルエゴに秒で捕まった。




4人は次の展開を想像して震えている。




「楽しもうじゃないかこの勝負・・・厳粛にな」




あぁ、可哀想に。




カルエゴの楽しみ(教育?)により、4人組(ジャズ、リード、カムイ、ガープ) vs 魔獣 の戦いが幕を開けた。


_____________________



あれから4人は魔獣から必死に逃げている。




「先生!せんせーい!!」「助けて!!」「ムリ!」「勝てない!!」


『カルエゴ先生。あれ、ちょっと可哀想じゃないですか? 1年生って、まだ攻撃系の魔術も習ってないんですよね?』


「習ったことを全て活かし己の壁を越えれば、アイツらでも勝機はある。」


『そんな、分かりにくいアドバイスを・・・』




カルエゴは抽象的なアドバイスをしたかと思えば、さっさと戦闘に戻るように言い放つ。




4人はカルエゴに助けてもらうことを諦め、すぐさまAの元に来た。




「A先生〜!!」「助けて下さい!」「カルエゴ先生ひどいぃぃぃ」


『分かった。ちょっと手伝ってあげ____「上司命令。」____ごめんね。』

『助けてはあげたいんだけど__成長のチャンスを奪うわけにはいかないかなあって。カルエゴ先生も君たちの成長のために、こんな試練を与えてるんだと思う・・・多分。だから、頑張っておいで。』


「A先生が自分の保身を選んだぁ。」「ひどいぃぃ。」「大人って汚い!!!」




4人は頼みの綱にも断られ、トボトボと戦闘へ戻っていく。


_____

16 苦戦→←14 引率係



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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時

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