14 引率係 ページ14
リード「ダメだ!!!」
ジャズ「面白いけど、全然、楽しそうじゃねぇよ。」
三チームにそれぞれ分かれた現在、カルエゴの格好はウサギのツケ耳に風船を持ち、カラフルな食べ物に囲まれた何ともシュールな姿である。
「引率がおわったら覚えておけよ貴様ら・・・。」
不機嫌極まれりなカルエゴをなだめる。
『まぁまぁ、生徒たちも楽しんでるようで何よりじゃないですか。』
『私はすっごく楽しいですよ?』
Aの手には、ジュースとカラフルなお菓子とたくさんのグッズが握られている。
『小さい頃、ずっとここに来たかったですよね。まぁ、夢のままで終わってしまったんですけど・・・。』
『やっぱり子供の時の方が、新鮮な気持ちで色々周れたんでしょうが、大人になっても面白いものなんですね。』と言いながら、Aはカルエゴに向けてカ魔ラを起動し始めた。
「・・・貴様はさっきから何をしている?」
『ちょっと、魔インにカルエゴ先生の今の状態を______すみません、すみません___。』
魔インに写真を送り終わる前に頭を鷲掴みにされた。すごい握力だ。頭が潰れそう。
謝れば離してくれた。
ピロン
『お、返信来た来た。』
『すみませーん』と言いつつ、Aはモモノキにカルエゴの写真を送っていた。
モモノキからの既読が付くのは速かった。その後、モモノキとやりとりをして顔を上げれば、カルエゴの姿がない。
『あれ、どこいったんだろ。』
辺りを見回すと、射的の屋台でジャズたちと何やら戯れあっている。
『仲良いなぁ。』
その光景を微笑ましく眺めていれば、突然ウォルター・パーク全体が大きな音を立てて揺れ始めた。
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ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時