検索窓
今日:15 hit、昨日:11 hit、合計:46,813 hit

14 引率係 ページ14

リード「ダメだ!!!」


ジャズ「面白いけど、全然、楽しそうじゃねぇよ。」




三チームにそれぞれ分かれた現在、カルエゴの格好はウサギのツケ耳に風船を持ち、カラフルな食べ物に囲まれた何ともシュールな姿である。




「引率がおわったら覚えておけよ貴様ら・・・。」




不機嫌極まれりなカルエゴをなだめる。




『まぁまぁ、生徒たちも楽しんでるようで何よりじゃないですか。』


『私はすっごく楽しいですよ?』




Aの手には、ジュースとカラフルなお菓子とたくさんのグッズが握られている。




『小さい頃、ずっとここに来たかったですよね。まぁ、夢のままで終わってしまったんですけど・・・。』




『やっぱり子供の時の方が、新鮮な気持ちで色々周れたんでしょうが、大人になっても面白いものなんですね。』と言いながら、Aはカルエゴに向けてカ魔ラを起動し始めた。




「・・・貴様はさっきから何をしている?」


『ちょっと、魔インにカルエゴ先生の今の状態を______すみません、すみません___。』




魔インに写真を送り終わる前に頭を鷲掴みにされた。すごい握力だ。頭が潰れそう。




謝れば離してくれた。




ピロン




『お、返信来た来た。』




『すみませーん』と言いつつ、Aはモモノキにカルエゴの写真を送っていた。




モモノキからの既読が付くのは速かった。その後、モモノキとやりとりをして顔を上げれば、カルエゴの姿がない。




『あれ、どこいったんだろ。』




辺りを見回すと、射的の屋台でジャズたちと何やら戯れあっている。




『仲良いなぁ。』




その光景を微笑ましく眺めていれば、突然ウォルター・パーク全体が大きな音を立てて揺れ始めた。


_____

15 魔獣→←13 ウォルター・パーク



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヒヨコ(プロフ) - 寝子/猫さん» 私も教師陣好きです。てぇてぇしていって下さい⭐︎ (9月28日 21時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - 教師陣って良いよなぁ、、、私の推してぇてぇなぁ (9月28日 16時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!!そういってもらえて凄く嬉しいです! すごい励みになります。これからも頑張るので応援よろしくお願いします!! (9月24日 10時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
ハント(プロフ) - ストーリーの進まり方も文も設定も書き方も、本当に全部すごい好きです!!これからもぜひ読ませてください。応援してます! (9月21日 17時) (レス) id: ea3a801d1e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒヨコ | 作成日時:2023年9月20日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。