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ぎゅーしないと出られない部屋 黒 ページ3

「A、」

『んん、おはようめめ』





彼氏のめめに起こされ、

まだボーっとする頭で挨拶を交わす





「おいで?」

『ふふっ、ぎゅーー』

「Aあったかい」

『めめは相変わらず甘えん坊さんだねー』

「うん、ずっとこうしてたい」

『えー(笑)』





めめのこのにおい落ち着くな

なんて思いながら、めめの胸に顔を埋める





「あれ、?」

『ん〜?』

「ここどこだ?」

『へ?』





辺りを見渡すと確かに知らない所

一つ扉があるだけの真っ白な部屋





『紙が落ちてる』

「なんかかいてる?」

『えーっと、ぎゅーしないと出られない部屋だって』

「え、閉じ込められてるの?」

『あれ、でも扉開いてるよ』

『「……」』





何が起こってるかお互いわかってないらしい

しばらく無言が続いた





「…とりあえず出よっか」

『そうだね!』

キスしないと出られない部屋 緑→←キスしないと出られない部屋 紫



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作者名:梅歌 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年2月27日 17時

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