君はシンデレラガール Yuta.J × Ren.N (ページ29)

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廉「俺と話すな、って言われたん？」

「え？」

廉「さっき、やめて！！って、そう言ったやろ？」

「それは…」

廉「少し傷ついたっつうか…笑」

「ごめんっ！その…」

廉「Aが拒むわけないもんな、よく考えたら」

「廉…」

廉「俺よりアイツらの言うこと聞くん？」

「ちがっ…」

廉「せやろ？じゃあ俺だけ信じて、な？」

「…うんっ、ありがとう」

廉「当たり前やろ笑つか、濡れとるな、制服」

バケツで水かけられたんだった…

廉「教室に俺ジャージあるから取ってくるわ、風邪ひくやろ？」

「うん……ありがとう」

そういえば私、洗濯するためにジャージ昨日持って帰っちゃったんだった

廉「待ってて」

と保健室を飛び出した廉

本当に申し訳ないな……

～廉Side～

あの女達ほんま腹立つ

Aを長く待たせたら風邪ひく

という思いから自然と駆け足になる

教室に入ると、さっきの女子が

Aの机の周りで、何かやっていた

廉「何やっとるん」

『いやっ！別に！』

俺に気づくと、とっさにAの机の中へ何かをしのばせた

怪しいな……

それよりも、Aのとこに行かなきゃ

俺はジャージを持ち、教室を飛び出した

～廉Side終了～

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