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結局、俺が委員長になって、
彼女が副委員長になった。
廉「よろしくな」
「うんっ…」
見上げた彼女の顔は、初めての笑顔だった
可愛い。と素直に思った
ある程度の数の女と付き合って来たけど、
今までにない感情
「ありがとう…」
と呟いた彼女。
俺が守ってやる、改めてそう決意した
そしてこの学校で初めての授業が始まった
教科書がない俺を察してくれたのか、机を遠慮がちにくっつけようとして、
教科書を見せてくれようとする彼女
俺は迷わず彼女に近づいて教科書を見せてもらった
「ごめんね、付箋ばかりで…」
見ると付箋にびっしりメモが書かれていた
廉「努力しとるんやな」
と言うと、
「そうかな…」
と俯きながら照れたように微笑んでいた
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作者名：YUKI
| 作者ホームページ：https://twitter.com/YUKI__Uratsuku
作成日時：2019年5月17日 21時
